バージョンアップを重ねてきた、定評のある印刷位置合わせソフトの新バージョン。手書きで文字を書き込む機会は、いまでは少なくなったとはいえ、契約申込書や役所の届出書など、どうしても手書きが必要な場合がある。そんなときに便利なのが「すごい位置合わせ」。印刷する用紙をスキャナから読み込めばよいので、どんな用紙にでも位置合わせ印刷できるのが最大のメリットだ。操作面でありがたいのが表オブジェクト。スプレッドシートの要領で表形式のデータを作成しておき、ひとつのオブジェクトとしてまとめて読み込める。セルの幅や高さ、セル内の配置は、表を読み込んだあと、編集画面上で確認しながら微調整できるので簡単だ。
新バージョン「PRO8」では、細かな操作性が改良され、より一層使いやすくなった。例えば、表データから列を表ウィンドウ上にドラッグ&ドロップすることで、その位置にデータと関連付けされたオブジェクトを作成できるようになった。また、オブジェクトの移動時にガイドが表示され、オブジェクト相互の縦・横の位置合わせを簡単に行えるようになったのもうれしい。
(坂下 凡平)