ソフトを開発しようと思った動機、背景
結婚を機に、家族で共有できるクラウド型の家計簿サービスを使って家計簿を構築しようと思い、オンライン家計簿「Zaim」(以下、Zaim)を利用しはじめて、はや1年が経ちました。
Zaimは主にスマホから手軽に家計簿がつけられるというのが売りのWebサービスであるがゆえに、従来の家計簿ソフトのように「レシートとにらめっこしながらガンガン文字入力してゆく」のは厳しい面がありました。そこで毎日のレシート入力もさくさく行えるような、あくまで従来型の入力支援系ソフトはないのかな……? と探しましたが、結局、見つけることができず、それだったら作るしかないということで、完成したのが、この「ZaimPuncher」です。開発中に苦労した点
昨今ではプログラムに精通しない方でもAPIという言葉を耳にすることはあると思います。インターネットの数あるサービスに対して情報の橋渡しをするための仕組みがAPIであり、このソフトでもZaim提供のAPIを使用して入力データを家計簿データに反映しています。しかし、このZaim APIの情報がほかの有名なAPIのそれらと違い、ほとんど見当たらず、とても苦労しました。
また、「ZaimPuncher」という名前の通り、キーボード入力に主眼を置いていますので、いかに手軽に、かつ誤入力なく進めてゆけるかが大事で、インタフェースや動作をシンプルな形に集約するのが大変でした(どうしても作り手はいろいろなものをつけたくなってしまう生き物です)。
ユーザにお勧めする使い方
Zaimの売りであるスマホのレシート読取は非常に便利で強力な機能ですが、うまく読めずに写真を撮り直したり、間違っている部分を手で修正したりするのであれば、最初からこの「ZaimPuncher」を利用して、従来のように家計簿データを入力して情報を構築してゆくのもアリだと思います!
まず、我が家ではZaimに家族で共有のアカウントを作成しています。複数台のパソコンがあればそれらに、この「ZaimPuncher」をインストールして、例えば自分の購入したものは自分で入力する! という形をとることもできます。
入力する前に購入日、購入店等でレシートを並べ替えておけば、入力のたびに日付と店名は保持されますし、明細の品名欄では過去の入力からオートコンプリート(予測入力)機能が働くので、実際にレシートを1週間ぐらいためた状態からでも、ほとんどストレスなくレシート入力を消化できると思います。
今後のバージョンアップ予定
今回のソフトは「シンプルイズベスト」という趣旨のもと、余計な機能はできるだけ削いだ部分があります。しかし、作り手は勝手に思い込んでしまう部分があるので、需要があると判断できれば、時間の許す限り対応してゆきたいなとは思っています。
不具合、ご要望、感想等は作者サイト(http://thanks-pawapass.info/hiroomin/)にてメール、メールフォーム、掲示板等、用意してありますので、お気軽にご投稿ください。
ぜひぜひ、この「ZaimPuncher」を一人でも多くの方に有効活用していただければ幸いです。
(ひろ〜みん)