趣味の菜園作りでは、限られたスペースで効率的に作付を行うことが、収穫量アップのカギとなる。それには綿密な作付計画とスケジュールの管理が重要。「Coasys プチ菜園マスター」を使えば、最初の大きな壁となりやすい「作付計画」を少ない手間で作成できる上、日々の作業スケジュールもしっかりと管理することができる。作付計画では、最初に「播種」「定植」「初収穫」「栽培終了」など、さまざまな作業のタイミングを決定する。あらかじめ作物・品種ごとの「作型」を登録しておくことで、播種または定植の日付からその後の日程が自動的に計算されるので、これをもとに各区画に植え付ける種類と数を考える、といった流れになる。
使いはじめる際に、マスタデータを作るのがやや面倒だが、種苗のパッケージやメーカーのサイトに掲載されているデータを参考に作成すればよいだろう。サンプルファイルが用意されているので、部分的に改変して使う手もある。じっくり時間をかけて取り組めば、初心者でも作物の知識を学びながら、自力で菜園の計画・管理・記録を行うことができそうだ。
(坂下 凡平)