通常は常駐型アプリケーションの呼び出しやメッセージの通知などに使われるタスクトレイを、アプリケーションの起動にも使ってしまおうというユニークなソフト。当然、ウィンドウやツールバーを使わないので、邪魔にならないのが特徴だ。アイテム数に限りがある上に、あまり登録するとトレイアイコンの占有面積が増えてしまうので注意が必要だが、シンプルで使い勝手はよい。アプリケーション以外でも、ファイル/フォルダを登録したり、ブックマークとして使ったりすることもできるので、ほかのランチャと使い分けるのもよい。ヘルプには、マイコンピュータやごみ箱、プリンタ、ネットワーク、ディスクドライブなどを登録するための設定方法も紹介されている。
初期状態では、アイテムとしてメモ帳(ノートバッド)、電卓、レジストリエディタなどがあらかじめ登録されている。筆者のテスト機ではこれらのアイテムがなぜか表示されなかったので編集部に確認をお願いしたところ、実行ファイル(項目名では“Program”)をフルパスで指定すれば表示されることがわかった。同様の症状に見舞われた方は試してみていただきたい。
(福住 護)