リボン上にコマンドボタンがずらっと並ぶユーザインタフェースは、MicrosoftのOfficeスイーツ(Word/Excel/PowerPointなど)ではじめて採用され、一定の期間を経て、Windows 8の新しい操作環境として投入された。どんなコマンド(機能)があるのかが一目瞭然で、またアイコンのシングルクリックで簡単にコマンドを実行できるなど、初心者ユーザでも迷わず使えるわかりやすさが特徴だ。一方で、Windows 7までのUIとはまったく異なる操作体系となるため、従来からWindowsを使ってきた人には戸惑いが多いのも事実。リボンUIにどうしてもなじめず、いまだにWindows 7を使い続けている人も多いだろう。
Windows 7上で、リボンUIを体感できる「Better Explorer」は、まさにそんな人にうってつけのWindows 8風のファイル管理ソフトだ。「2007」以降、「2010」「2013」とリボンUIを継承しているOfficeに見られるように、Microsoft社はリボンUIの定着を図っており、今後のWindowsのUIも同じ延長線上にあることは疑いない。この際、将来的にWindows 8を導入することにして、「Better Explorer」で操作感覚を体感し、慣れるまで練習することをお勧めしたい。
また、会社でWindows 8がすでに導入されていて、自宅や個人のパソコンでWindows 7を使っている(あるいはその逆)方の場合は、「Better Explorer」をWindows 7に導入することで、操作環境をリボンUIに統一できるメリットがある。
(坂下 凡平)