ストーリー仕立てでシューティングの腕を磨くことのできる、ユニークなコンセプトのゲーム。成績によって会話イベントに登場するキャラクタが変化したり、ゲーム中にさまざまな条件をクリアすることで獲得できる「コレクションアイテム」が全部で50種類も用意されていたりと、やり込み要素も充実している。Eランクになると会えるヴァルキリー教官はともかく、それ以外のアカデミー生となかよくなってエピローグを見るには、相当なやり込みが必要だろう。8面の訓練ステージのほか、成績の悪かった生徒に施される「地獄のフルコース」と呼ばれる補習訓練や、それまでの総まとめともいうべきステージも用意されている。全ステージクリア後には「クラッシュコースモード」と「プラクティスモード」も解除される。ゲーム内容はかなり充実している。
訓練が目的のゲームのため、若干単調に感じられる部分があったり、毎回プレビューを眺めなくてはならないといった面倒な部分もあったりはするが、じっくりやり込めば、シューティングゲームのセオリーやテクニックを着実に身につけることができる。「シューティングゲームが苦手」という人に強くお勧めしたい。
(秋山 俊)