フリー版ながら、誤消去したファイルの復元だけでなく、誤ってフォーマットしたパーティション、認識不能になってしまったパーティションや消失したパーティションからの復元にも対応したリカバリーソフト。多言語対応で、英語と日本語を簡単に切り替えられるのだが、惜しいことに日本語の表記がこなれておらず、却ってわかりづらくなっている部分もある(フォントも少々読みづらい)。ウィザードのステップに進んでしまえばあまり気にならないが、時々出てくるメッセージもぶっきらぼうな感じで違和感があった。この種のソフトにある程度なれた方であれば、むしろ英語表記の方がわかりやすいかもしれない。
フリー版の制限は、復元可能なファイルサイズに上限が設けられていること。メイン画面右下にはxxMB/1024MBというステータスが表示され、復元を行うたびにxxの値が増えてゆく。試用の日数や実行回数、あるいは1回の復元でリカバリーできるファイルサイズといった制限ではなく、累計で1GB(1024MB)分まで復元したところで試用期間は終了ということのようだ。もちろん、シェアウェア登録を行ってフルバージョンへアップグレードすれば、無制限に利用できる。
(福住 護)