以前、紹介したVer.1.6から一気にVer.2.0へジャンプし、さらにマイナーなバグフィックスなどを経てVer.2.0.1となっている。かつてはドライブやパーティション単位でのバックアップと起動ドライブを自動認識するシステムバックアップの三つがメインだったが、Ver.2.0へのアップデートでファイル/フォルダ単位でのバックアップが可能になり、利用範囲がぐっと広くなった。ごく初期には、作成したバックアップタスクを編集できなかったり、スケジュールバックアップに対応していなかったりといった制限があったが、これらの機能もすでに備えており、実用面では十分な域に達している。
基本的なユーザインタフェースは、どこがどう変わったのかわからないほど昔とそっくり。先にバックアップタスクを登録しておくのではなく、1回目のバックアップを行ったあとに、「Home」タブ画面にタスク用のボタンが作成されるので、2回目以降の操作はそこから行うといった独自のスタイルもそのままだ。
Ver.1.6のときの記事の繰り返しになるが、現在のところ日本語化は行われていない。やや残念ではあるが、もともとがシンプルなソフトだし、操作は基本的に対話形式なので、バックアップソフトは初めてというユーザでもさほど困ることはないだろう。
(福住 護)