試しに「Adobe Fireworks」で簡単なPNG画像を作成してテストしてみたが、描画ツールで作成したオブジェクトやレイヤ構造といった情報をすべて除去し、ひとつのイメージにまとめてしまうことで、サイズをコンパクト化している。アニメーションPNG（APNG）に対応しており、最適化後も問題なくアニメ表示を行える。

ファイルに埋め込まれるタイトルや著作権者、キーワードなどのメタ情報も除去される。これはオプション設定の「原文データ」に「除去」「保持」「強制」という項目があるので、除去せずに残しておけるものと期待したが、正しい使い方を理解していないためか、残念ながらどのオプションを選んでも結果は同じで、すべて除去されてしまった。

日本語化用のパッチが提供されているが、もともとが海外製のため、プログラムそのものについての情報が不足しているのは否めない。使い方そのものは簡単で迷うところなどはないが、オプション設定の使い方がはっきりすれば、さらに実用性がアップすることだろう。