仮に、Windowsのコントロールパネルからイベントビューアを起動して、ログを参照することを考えると、「PC On/Off Time」の方が圧倒的に楽だ（そもそも、イベントビューアでそういう使い方をしようという人は、まずいないと思うが）。システムエラーによるシャットダウンなどが起きた時刻もわかるので、「過去に遡ってトラブルの原因を探す」ようなときにも役立ちそうだ。

OSの言語設定にもとづいて、曜日や午前/午後といった文字は日本語表示されるものの、日付の書式自体は欧州式なので、最初のうちは慣れが必要だろう（開発元のNeuber Softwareはドイツの企業）。

ネットワーク上のほかのパソコンにアクセスして、ログを参照することもできるが、そのためにはあらかじめリモート側でレジストリへのアクセス権限を設定しておく必要があり、実際に使いこなすには、それなりのスキルが求められる。ソフトは実行ファイルとヘルプのみで、インストールは不要。小さなオフィスであれば、USBメモリなどに入れ、1台ずつチェックしてもよい。

使用状況をより詳しくチェックしたい人は、有償の「Pro Version」「Network Version」、あるいはシェアウェアの「Visual TimeAnalyzer」を利用すればよいだろう。