ゲーム制作サークル「LR」代表、タカスガタイキです。当ゲームでは、プロ管、シナリオ、スクリプト、立ち絵線画などを担当しています。ソフトを開発しようと思った動機、背景
開発のきっかけは、東日本震災でした。自分は宮城県沿岸部の出身なのですが、帰省の折、すっかり様変わりした故郷を見ているうちに、不意に、何かを形に残したいという強い衝動に駆られました。
気づいたら、新幹線の中で企画書を書いていた。
気づいたら、友人たちに声をかけていた。
そして、「発掘少女(仮)」プロジェクトがはじまったのです。
開発中に苦労した点
「LR」というサークル自体は「発掘少女」のだいぶ前に結成していて、以前にも何度かゲームを作ろうとしたことがあったのですが、それらのプロジェクトは結局凍結し、日の目を見ることはありませんでした。なので、今回は、とにかく完成させることに主眼を置きました。結果、うちは、プロジェクト管理にすごく気を遣うサークルになりました。
当初は、「モンプチ」や「福音ノエマ」「冠を持つ神の手」のような育成ゲームを作りたい気持ちも強かったのですが、第一作ということもあり、比較的開発が容易なノベルゲームをジャンルに選びました。
シナリオを書き上げた直後は、組み込んだ際の完成図がイメージしきれず、まだもやもやした思いがあったのですが、ちょうどその時期にプレイした「神さまのいうとおり」というノベルゲームがすごくおもしろくて、このとき、ノベルゲームとしてのゴールを明確に意識できたように思います。
ユーザにお勧めする使い方
当ゲームは分岐なしの一本道ゲームです。ただ、クリア後に閲覧できるギャラリーにはおまけを用意してあるので、気になった方はギャラリー内をいろいろ探してみてください。
今後の予定
2013年2月現在、「あの砂時計を返すまで」という育成ゲームを制作中で、こちらの開発がひと段落ついたら、「発掘少女」の移植作業に着手する予定です。
また昨年、アニメーション作成ツール「XPrite」の「吉里吉里」連携に協力させてもらったので、今後は「アニメ演出に力を入れたゲームを、『吉里吉里』で出してみたいなー」とぼんやり考えています(こちらは、まだ企画が具体化できていないのですが)。
ほか、「LR」ではなく、僕個人の制作活動になりますが、現在、ゲームエンジン「AEn」を使って、小さなパズルゲームを作っています。こちらは、今年の上半期にリリース予定です。
もろもろご期待ください。
(LR)