常に最新のウイルス情報をクラウドから取得するため、定義ファイルの更新作業は不要で、アップデート関連の機能がないのも特徴のひとつ。オフラインの場合でも、“Collective Intelligence”のローカルキャッシュを利用して、高い防御力を維持する。言い換えると「オフライン状態ではリムーバブルメディア経由でのファイルのやり取りなどに気をつけた方がよい」ということ。そのためにも「ワクチンソフト」オプションやマニュアルスキャン機能を活用したい。

万能型、全方位型のソフトではないので、「Panda Cloud Antivirus」一本ですべてOKというわけにはいかないが、上記のような特徴を押さえておけば、最新のセキュリティ対策を無料で利用できるメリットは大きい。ファイアウォールやアンチスパム、個人情報保護といった機能を望む方には、有償の「Pro」バージョンも提供されているので、そちらもチェックしていただきたい。