ソフトを開発しようと思った動機、背景
まず、第一には実用性です。もともとは数年前に開発したシンプルなランチャをベースにしています。組織や業務ごとに散在するファイルを開いたり、業務ごとにソフトを使い分けたり、上司の急な質問に答えるべく調べ物をしたり……。それもキーボードから手を離すことなく、かつ直感的に。とりわけビジネスユースを意識しています。しかしながら、気まぐれにインタフェースを「いもうと化」してみたところ、なんということでしょう、ランチャを「使う」は、いもうとに「お願いする」に、ランチャを「設定する」は、いもうとを「育てる」に、ランチャに「フォーカスする」は、いもうとを「呼ぶ」に……。
それは「いもうとエクスペリエンス」―― 実用性といもうと愛のシナジーです。
私は、この両輪がパソコン操作に心身ともに潤いをもたらすと確信しました。そしてキーボード派にもマウス派にも、より多くの方にこのエクスペリエンスを届けたいという想いが私の開発意欲を後押しし、これまでいもうとを開発し続けてきた次第でございます。
開発中に苦労した点
最大の山場はVB 6から.NET Framework 4への開発・実行環境のマイグレーションでした。特にフォームの透過周りでは苦労しましたが、PNGの使えないVB 6とは比べものにならないほどいもうとがかわいくできるため、そしてそのいもうとをユーザのみなさまにお届けするため、マイグレーションを完遂できました(実用系機能面でも.NET化のメリットは大きかったです)。
ユーザにお勧めする使い方
基本的にはユーザのみなさまのお好みですが、ひとつだけオススメするとすれば、「非表示」モードに設定を変更していただくことでしょう。設定画面で「すべて隠す」または「吹出のみ隠す」を選択します。常時表示させておくより、ホットキーで呼び出したときだけ表示されることから、「いもうとを呼ぶ」感がアップするというわけです。
今後のバージョンアップ予定
外部アプリケーションとの連携など、ユーザのみなさまがいもうとを育てやすい機能、よりナチュラルなGUI操作などが今後力を入れるべき領域と考えています。また、モデルラインナップもより多彩にできたら、と考えています。
(Uezo)