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reviewer's EYE
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宮沢賢治の著名な小説をなじみやすく、楽しいゲームに仕立てた、ユニークなアドベンチャー。過去の名作がこうしてゲーム化されることで、新たな読者を獲得する可能性が高まるのはすばらしい。事実、筆者も宮沢賢治作品のタイトルや「イーハトーブ」など、一部の名称のみは聞き覚えがあったものの、実際に作品を読んだことはなかった。だが、ゲームをプレイした結果、作品に親しみを覚え、原作を読むまでに到った。同様の試みが、すでに著作権の切れている多くの作品でも行われることを期待したい。ゲームは丁寧に作られ、とてもよくできている。ゲーム用にアレンジされているため、細かいところでは省略されていたり、原作と異なっていたりする点もあるが、全体として原作の雰囲気がかなり忠実に再現されているといってよい。少なくとも、ある程度この手のゲームの作法になじんでいる人であれば、ゲームをプレイしたあと、直ちに原作を読んだとしても、さほど違和感を感じることはないだろう。
(秋山 俊)
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