ソフトを開発しようと思った動機、背景
SEOは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンに対してサイトを最適化することで、検索エンジンの評価が上がり、結果として検索エンジンの検索結果の上位に表示されるというものです。しかし、検索エンジンの評価項目はブラックボックスのため、Web上に存在する不確かな情報をもとにSEOするしかなく、同じ対策項目に関しても意見が分かれていることがしばしばで、一体何を信じたらよいのかわからない状態です。「seoマスター EXPRESS」を開発するにあたって、250個のキーワードをもとに検索エンジンで上位表示されている10万以上のWebページに対して、100個以上のSEO要因においてデータマイニング(統計分析)を行いました。その結果、順位との相関の強い約50項目を「seoマスター EXPRESS」に実装し、上位表示されているページの統計数値と、あなたのページ内のSEO要因の数値がずれている場合に、具体的な数値をもとに調整することが可能になりました。
「seoマスター EXPRESS」のアドバイスで表示される数値は、すべて客観的な統計分析によって導かれているため、従来の“カンに頼ったSEO”ではなく、“信頼性の高い指標にもとづいたSEO”が可能になりました。
苦労したポイントは?
苦労したポイントは「間違ったキーワードを選択させない」という点です。SEOを行う際に、まず最初にキーワードを決めます。多くの人が汎用性の高いキーワード、いわゆる「ビッグキーワード」(海外旅行、パソコン、FX等)でSEOをしようと考えますが、ちょっと待ってください。あなたのサイトは本当に、そのキーワードで上位表示できると思いますか?
例えば、1週間前に作った小さな町の酒屋さんのサイトを「ビール」というキーワードでGoogleで1位にすることはできません。また、たった10ページしかない旅行代理店のサイトを「国内旅行」というキーワードで上位表示させることもできません。「ビール」で検索しても、「国内旅行」で検索しても、1ページ目に表示されるサイトは日本中の誰もが知っている有名企業のサイトです。これらのサイトを押しのけて上位表示するには、ある要素が必要になります。その要素とは「オーソリティ」と呼ばれるものです。
オーソリティを直訳すると「権威」という意味です。Webサイトはドメインを取得して、Web上に誕生してから多くの人に見られながら更新を続け、時にはリニューアルも行いながら、多くのユーザを獲得していきます。多くのファンを獲得しているサイトは、長い年月をかけて優良なコンテンツをコツコツと作り続け、ファンの期待に応えるために、サイトを常に最高の状態に保ち続けています。このような、長い時間をかけて積み重ねてきた要素が検索エンジンに高く評価され、「ビール」や「国内旅行」のような競合の多いビッグキーワードで上位表示されるようになるのです。これを「オーソリティ」と呼びます。オーソリティの低いサイトをビッグキーワードで短期間に上位表示させることはできません。
「seoマスター EXPRESS」では、入力したURLとキーワードの組み合わせが、実際に上位表示されているサイトのポテンシャルと比較して上位表示可能かどうか判断する機能が付いています。上位表示の可能性を確かめ、確率の高いキーワードでSEOすることで、短期間に高確率で上位表示を目指してください。
(株式会社アレグロマーケティング)