「ShiftRun2011」をひと言で説明しようとするならば、「マウスジェスチャによるプログラムランチャ」ということになるが、実はマウスジェスチャだけでなく、キー操作でもまったく同じ感覚で操作できるところに最大の特徴がある。通常、パソコンで何らかの作業をするとき、私たちはキーボードとマウスを場面に応じて使い分ける。となると、キーボードとマウスのどちらからでも操作できれば、どんな状況でもすぐに操作できて便利で、多くのソフトはどちらからでも操作できるように工夫されている。しかし、キーとマウスの違いから、操作感まで一緒にするのは難しい。
それを実現したのが「ShiftRun2011」だ。マウスジェスチャでは、あるアプリケーションの起動方法を「右左下」などと記憶させるのだが、それをそのままキー操作でも実行できる。マウスジェスチャは、マウス利用時の利便性を最大限に高めるものだが、実はキーボード利用の際にも大きな武器になる。「目から鱗」のおもしろいソフトだ。
(土屋 佳彦)