マウス操作をキーボードのテンキーだけを使って行えるようにするソフト。「Advanced Mouse Emulator(AME)」は、Windows標準のマウスキー機能に独自のカーソル移動機能を追加したマウス用ユーティリティ。キーボードのテンキーだけを使って、マウスカーソルを移動させたり、マウスボタンを選択したりといった操作を行える。テンキーが「NumLock」の状態で利用できる。
用意された動作モードは「マウスキーモード」「画面分割モード」の2種類。「マウスキーモード」は、Windows標準のマウスキー機能と同等のもの。【1】〜【9】(【5】を除く)キーで上下左右斜め方向へのカーソル移動、【5】キーで左クリック、【+】キーで左ダブルクリック、【−】キーで右クリック、【0】キーでドラッグの開始(左クリック固定)の各操作を行える。
【.】キーを押すと「画面分割モード」に切り替わる。「画面分割モード」では、デスクトップ全体が3×3の9領域に分割され、各領域にテンキーと同じ配置で「1」から「9」までの数字が割り当てられる。領域に割り当てられた数字を押すと、当該領域の中央にカーソルが移動する仕組み。移動後はさらにその領域が9分割され、同様の操作を行える。分割は最大3回まで繰り返すことが可能。繰り返すことで領域を狭め、目的の場所にカーソルを移動させることができる。
設定により、
- ポインタの移動速度
- 画面分割モードの有効/無効
- 領域番号表示の有無
- 分割回数
- 分割表示の透明度
などを指定することが可能。さらに「Windowsが起動すると同時にAMEを起動」「AME起動時にNumLockを有効化」「AME終了時にNumLockを無効化」なども設定できる。