ソフトを開発しようと思った動機、背景
私はウォーキングやジョギングをよくするのですが、ただ進んだ距離を記録し、「今月は×km歩いた」で満足していました。しかし、それでは味気ないと思いはじめました。そこで「東海道でも歩いたことにして、旅を楽しむことにしたらおもしろいのではないか」と考えました。東海道といえば五十三次、五十三次といえば安藤(歌川)広重の浮世絵ということで、これらを記録アプリケーションにまとめて盛り込むことにしました。江戸の日本橋を出発して、五十三の宿場を通り、京都の三条大橋までの約500kmの道のりを進みます。各宿場の中心地(本陣の場所)あたりに到着すると、広重の浮世絵や宿場の解説が表示されるようにし、面白味を持たせました。ちょっとだけ東海道の旅を楽しみながら、健康増進のための補助アプリケーションとして役立てば幸いです。
開発中に苦労した点
アプリケーションの仕掛け自体は、ただ距離に応じて現在地を計算するだけのものなので、苦労はないのですが、この手のアプリケーションはデータ作成に時間がかかるので、それが大変でした。
ユーザにお勧めする使い方
私は東京に住んでいて、品川や川崎、横浜も近いのですが、いまはもう大都会であり、宿場町の風情はほとんど感じられません。広重の描いた品川、川崎、神奈川の宿場町の絵は、いまとはまったく違う風景なのですが、ちょっとだけいまと変わらない部分も見ることができ、そのあたりを探ってみるのもおもしろいです。また、到着した各宿場町がどのようにして栄えて、いまに至っているのかをネットなどで調べてみると、さらに旅気分を味わえると思います。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~petit_chien_waltz/Tokaidoweb.html
こちらでは、Web版を紹介しています。これは、さらに細かくチェックポイントを設けて、おもしろくしています。また、グループで進み具合を競うこともできます。よかったら覗いてみてください。
今後のバージョンアップ予定
次は中山道や奥の細道でも作ってみようかと考えています。
(小犬のワルツ)