東海道五十三次の旅をモチーフにした“健康増進補助”ソフト。ジョギングやウォーキング(あるいは水泳や自転車など)による移動距離を記録してゆくことで、江戸時代の宿場の風景画を見ながら、旧東海道を地図上で踏破できる。「東海道五十三次の旅」は、毎日の走行(歩行)距離を東海道五十三次(東京・日本橋から京都・三条大橋までの全523.4km)の行程に換算し、合計の距離からその日に到達した「現在地」の情報を地図上に表示するソフト。各宿場を通過した際には、宿場の解説が歌川広重「東海道五十三次」の浮世絵入りでポップアップ表示される。
メイン画面には、東海道の経路と五十三の宿場を示す地図、さらには現在地が表示される。使い方は簡単。日付と当日の走行距離(0.1km単位)を入力してゆくだけでよい。走行データが順次記録され、移動した距離で現在地が示される仕組み。メモ入力エリアもあり、当日の感想や日記などを残しておくことができる。
メイン画面下部には、
- 最終日付(最新のデータが入力された日付)
- 現在位置(日本橋からの距離と直前の宿場からの距離)
- 次の宿(次の宿場の名前と残りの距離)
- 三条大橋まで(三条大橋までの残りの距離)
といったデータが表示され、現状をひと目で確認できるようになっている。合計走行距離が東海道の宿場を通過すると、当該宿場の情報が別画面にポップアップ表示される。ポップアップ画面には、歌川広重の「東海道五十三次」の浮世絵に加え、宿場の歴史や文化などの情報、浮世絵に関する豆知識なども表示される。
基本的には1日ごとに走行記録を残すことが想定されているが、複数の走行データを同じ日に記録することも可能。例えば「朝と晩に走る」場合にも対応できる。
踏破した行程を確認するための機能として「走行データ一覧」「通過宿リスト」が用意されている。「走行データ一覧」では、日付や走行距離、合計距離、現在の位置(××宿から×km)、さらにはメモをリストで一覧できる。リストから個別のデータを選択して修正・削除することも可能。「通過宿リスト」では、日本橋からの距離と各宿への到着日付を確認できる。