「radiro」は、「すべて表示（番組表一体）」「プレイヤーのみ表示」「ミニプレイヤー表示」「番組表のみ表示」と、多彩な表示モードを持つradikoプレイヤー。必要に応じて表示モードを切り替えて利用できる。プレイヤーを表示せず、タスクトレイから操作することも可能だ。

プレイヤーは縦長のデザイン。画面上部には現在聴取中の放送局のロゴが大きく表示され、その下には「再生」「停止」ボタンとボリュームコントロールとが配置される。さらに、聴取中番組の情報が表示される「NOW ON AIR」と、放送局リストから選局可能な「選局」とをタブで切り替えられるようになっている。

番組表と一体になった「すべて表示」モードでは、左側にプレイヤー部が、右側にはradiko放送各局の番組表が表示される。「ミニプレイヤー表示」は、局ロゴと「再生」「停止」ボタン、ボリュームコントロールだけのシンプルなもの。「番組表のみ表示」モードでは、「再生」「停止」ボタンとボリュームコントロールだけが番組表の上部に表示される。

選局は、プレイヤーの「選局」タブ以外にも、「ファイル」メニューやプレイヤー上部のプルダウンメニューから行うことができる。グローバルホットキーに対応し、【Ctrl】＋【1】〜【7】キーで選局することも可能。ホットキー操作は別のアプリケーションの操作中でも有効で、すばやく選局を行える。

番組表は、現在時刻に合わせて自動的にスクロールされるほか、番組が色分け表示され、見やすい。radikoを聴きながら眠りたいときなどに便利な「終了タイマ」機能もある。30分後から5時間後まで30分刻みの時間を指定できる。タイマ終了時にWindowsをシャットダウンさせることも可能だ。

そのradikoを聴くためのソフトも次々に発表されており、「radiro」もそのひとつだ。プレイヤーや番組表は基本的にradiko公式のものを読み込んでおり、これをさらに便利かつ手軽にしたものと考えればよい。

もちろん視聴の開始そのものがブラウザから開くよりも簡単だが、特徴のひとつに多彩な表示モードがある。「番組表を見たいとき」「番組表が必要ないとき」「ひとつの局を聴きっぱなしで、プレイヤーの操作自体をあまりしないとき」と、状況に応じて使い分けられる。さらに、選局プルダウンメニューが追加されたことで、選局も非常に容易になった。終了タイマも便利なものだ。

ラジオが案外おもしろいことを再認識させてくれる、お勧めのソフトだ。

開発中に苦労した点
「ブラウザからradikoを利用していて不足に感じる点を補う」というスタンスで作成しているのですが、radikoサイトのデザイン変更などがあった場合には大幅な作り直しが必要になることがあり、対応に苦労することがあります。

ユーザにお勧めする使い方
他のアプリケーションの操作中でも、グローバルホットキーで「radiro」を操作できますので、他の作業をしながらラジオを聴取するのに最適です。一度お試しいただけるとうれしいです。

今後のバージョンアップ予定
radikoで仕様変更があった場合には、引き続き対応していく予定です。