ファイル操作でよく使われる機能を、コンテキスト(右クリック)メニューの「送る」から利用できるようにするエクスプローラ拡張ソフト。「助さん拡さん」は、大きなファイルの分割や結合、MD5ハッシュ/SHA-1ハッシュの計算など、あえてスタートメニューやデスクトップなどに登録するほどではないが、「必要なときにすぐに使いたい」機能を、コンテキストメニューの「送る」から使えるようにするソフト。機能は大きく「基本」「変換」「ファイル分割・結合」に分類され、インターネットからのファイルダウンロードやアップロードなどの際に便利に使える。
搭載された機能は多彩だ。「基本」機能として用意されているのは、
- ファイル名の変更
- ファイルのフルパス取得
- ファイルのサイズをByte〜GBで表示
また「変換」機能としては、- ファイルのMD5文字列を作成
- ファイルのSHA-1(160bit)文字列を作成
- 選択したファイルと他のファイルとの比較(MD5、SHA-1、内容比較)
- ファイルをBase64形式の文字列に変換
さらに「ファイル分割・結合」機能として、が用意されている。例えばファイル名の変更では、新しいファイル名の入力ボックスが(拡張子を含まない)「ファイル名」部分と「拡張子」部分の二つに分かれ、それぞれを個別に編集することが可能。「ファイル名を変更するつもりが、うっかり拡張子まで変更してしまった」ということがない。
「ファイルのMD5/SHA-1作成」は、インターネットからのファイルのダウンロードの際、ファイルが正しくダウンロードされたかどうかを判定するためのハッシュコードを計算する機能。選択したファイルのMD5ハッシュおよびSHA-1(160bit)ハッシュを計算し、表示する。MD5およびSHA-1ハッシュを入力して、選択したファイルのハッシュと一致するかどうかを確認することも可能だ。ハッシュではなく、ファイルの内容そのものを他のファイルと比較する機能もある。
指定ファイルをBase64形式のテキストに変換することも可能。(Base64形式は、最近では使われることが減ってきたが)バイナリファイルが添付できないメールや掲示板などで、バイナリファイルを転送する場合などに利用できる。
「ファイルの分割」では、Byte単位、KB/MB/GB単位のほか、CD-Rを想定した650/700MB、DVDを想定した4.7/8.5GB単位を指定して分割することが可能。FAT32で使える最大サイズ「4GB」も選択できる。分割後のファイルは、元ファイルとは異なるドライブ/フォルダに出力することが可能で、ファイル分割後にコピーするといった手間を省ける。分割されたファイルを結合するためのバッチファイルを生成する機能もある。