グラフィカルなインタフェースで使いやすいデフラグソフト。多彩な機能とオプションで、さまざまなパターンでデフラグを行える。「オプティマルディスク Pro(OptimalDisk Pro)」は、多彩な機能で“高速化と安定性を極限まで追求”したデフラグソフト。最適化には、ファイルを種類別に効率的に配置し、パソコンの実効速度を向上させる「3ゾーンアルゴリズム」を採用。さらに、処理時間を短縮する「高速デフラグ」、最適なオプションが自動的に適用される「自動デフラグ」など、デフラグオプションも豊富に用意されている。日時を指定したスケジュール実行も可能。S.M.A.R.T.情報によるハードディスクの診断機能と故障の予測アラート機能も備える。
特徴のひとつが、ハードディスクを三つのゾーン(領域)に分割し、ファイルの種類(使用頻度)ごとに最適なゾーンに再配置する「3ゾーンアルゴリズム」を採用していること。断片化されたファイルを、単純にひとつの連続した領域に再配置するのに比べ、より効果的に実効速度を改善できる。デフラグは、ドライブ単位、フォルダ単位、ファイル単位から選択して行える。パーティションサイズによる動作制限はなく、128PBまでのATA-6(BigDrive)にも対応する。
複数台のハードディスクを並列処理で、同時にデフラグ/最適化することも可能だ(1台のハードディスクを複数の領域(例えばC:\/D:\のように)に分けて使用している場合は並列処理ではなく、順次処理となる)。
最適化は、自動的に最適な方法が選択される「自動デフラグメント」のほか、
- ファイル配置の最適化なしで、デフラグのみを実行する「デフラグメントのみ」
- ゾーンへのファイル移動も含めた最小限の最適化「高速最適化」
- アクセス順や名前順などでファイルの並べ替えも行う「完全最適化」
- 指定フォルダ/ファイルをディスクの先頭(または末尾)に集める「一箇所に収集」
から選択・指定して実行することが可能。あらかじめごみ箱を空にしておいたり、再起動時に実行したりといった指定もできる。さらに、ユーザがパソコンを使用している間も画面を表示させることなく、バックグラウンドでデフラグ処理を実行することも可能。バックグラウンドで処理中のディスクにアクセスがあった場合、デフラグ処理を一時的に停止する機能もあり、ユーザの操作に支障や遅延をきたさないよう配慮されている。
スケジュール機能も強力だ。月次、週次、日次で曜日や時間を指定して最適化を実行できるのはもちろん、バックグラウンドでハードディスクの断片化状況を監視し、指定された状況になると、自動的に最適化を実行する機能も用意されている。
S.M.A.R.T.情報による診断機能を搭載し、故障の予測もしてくれる。測定を通じてディスクの健全性をモニタし、ディスクエラーが起こる前に、ユーザにメールやアラートで通知する。ハードディスクの性能を測定するベンチマーク機能もある。
そのほか、Windowsサイドバーガジェット(Windows 7/Vista専用。ディスクへのアクセス、ディスク温度、健全性、パフォーマンスを表示する)なども用意されている。