「かも」を操り、宝石をゲートまで押して運ぶ、シンプルなアクションパズルゲーム。宝石は色によって押せない方向がある。3種類の敵も登場する。ベンジャミンを操って、すべての宝石をゲートまで運び込もう
「Kamo-Puzzle 宝石とかも」は、かもを操って敵を避けながら、宝石を所定の位置まで運ぶアクションパズルゲーム。宝石には動かすことのできない方向があり、「どの場所に、どの宝石を運び込むか」がステージクリアの重要なポイントとなる。敵は、回転移動を発動して破壊することも可能。用意されたステージは全50面。同梱のステージエディタを使って、プレイヤーがステージを自作することもできる。
ゲームの主人公は、かものベンジャミン、30歳。職業は宝石の採掘。ベンジャミンの役目は、ステージ上の宝石をすべてゲートまで運び込むこと。ステージ上には敵が存在する。敵に捕まるとミスとなり、そのステージの最初からのやり直しとなる。
操作はキーボードで行う。使用するのは(基本的に)カーソルキーのみ。カーソルキーで「かも」を前後左右に移動させ、宝石を押して動かす。一度に動かせる宝石は1個だけ。宝石は、引っぱって動かすことはできない。ステージによっては、ドリンクを所持した状態でスペースキーを押すことで、「かも大回転」を発動することが可能。操作ミスなどで手詰まりになってしまった場合は、【Enter】キーを押して自滅することもできる。
プレイヤーの好みにより、かも大回転で敵を破壊することも可能
ドリンクは、表面に稲妻マークの描かれた赤い缶。ただし、すべてのステージに登場するわけではない。フィールド上にドリンクが存在する場合は、拾ってストックしておくことが可能(ドリンクの所持数は画面左上で確認できる)。所持しているドリンク1個につき1回、「かも大回転」を使用できるようになっている。
「かも大回転」は、かもの持つ唯一の攻撃方法。発動すると、進行方向に回転しながら移動し、体当たり攻撃を行える。回転中に触れたものは、壁とゲートを除いて、すべてが破壊される。宝石も例外ではない(宝石を破壊してしまった場合は、その場でミスとなる)。一度回転しはじめると、壁やゲートにぶつかるまで停止できないため、進行方向に宝石があるときは決して使わないように注意したい。たとえ「かも大回転」を使用しなくても、次のステージにドリンクを持ち越すことはできない。
ゲートは、フィールド上にある薄黄色のブロック。フィールド上の宝石と同じ数だけ存在し、ゲート内に宝石が搬入されると、赤い壁に変化する。
宝石は、色によって動かすことのできない方向がある
宝石の形は菱形で、青・赤・黄・緑の4種類がある。ただし、いずれも完全な菱形ではなく、青ならば上、赤は左、黄は右、緑は下の角が欠けている。角が欠けている方向へは、宝石を押すことはできない──この点が「Kamo-Puzzle 宝石とかも」を解く上での最大のポイントとなっている。間違った方向に動かすと、手詰まりになるので注意しよう。
フィールド上には、ネズミ色をした、ヒビの入ったブロックも登場する。宝石と同様、押して動かすことができる(動かすことのできない方向は特にない)。ネズミ色のブロックを動かすことで、かもの移動ルートを確保できるほか、時によっては敵の動きを封じ込めることも可能だ。
ゲームに登場する敵は全部で3種類。水色の敵は、ランダムに左右に移動する。桃色の敵は、ランダムに上下に移動する。この2種類の敵は、一定方向にしか移動しないだけでなく、かもの位置や動きと関係なく行動する(ので、それほど怖くはない)。厄介なのは緑色の敵だ。緑色の敵は、かもの移動に合わせて上下左右に移動し、なんとなく追っかけてくる。近寄られると面倒なので、かもの動きに追随する性質と、壁などを上手に利用して、動きを封じ込めたい。