「天気予報コム for Windows」は、気象の予報情報を常にデスクトップに表示しておけるソフト。設定した地域の3時間ごとの気象情報に加え、10分先から1時間先の降水予報アラートを表示させることも可能。風向きや風速もわかる。ワンクリックでブラウザを開き、「天気予報コム」サイトで詳細な情報を確認することもできる。画面デザインは2種類のスキンから選べる。

メイン画面はコンパクトなサイズ。常にデスクトップに表示させておいても、作業の邪魔にならない。画面上には、予報対象の地域名と天気のアイコン、気温、降水確率、風向き・風速が表示される。予報は3時間ごとのもの。予報対象時間を進めたり、戻したりすることもできる。

予報対象地域は、「都道府県」と詳細地域（都道府県ごとに設定される。「東京都」の場合であれば「東京」「大島」「八丈島」「父島」）で設定する。メイン画面のお天気アイコンをクリックすると、「天気予報コム」の予報地域のページがブラウザで開かれ、さらに詳細な情報を確認できるようになっている。

直近の降水予報を見ることができる機能「降水ナウキャスト」も搭載する。10分先から1時間先の10分間ごとの降水予報が別ウィンドウで表示される。「降水ナウキャスト」を開くためのボタンは通常、傘が閉じた状態になっているが、1時間以内に雨が降る場合は、傘が開いてアラート表示になる。降水予報の対象地域は、市区町村単位で細かく指定することが可能。「天気予報コム」の「全国の短時間降水予報」ページを開くこともできる。

情報のきめ細かさといえば、やはり便利なのが「降水ナウキャスト」だ。ちょっと出かけたいのだが、傘を持っていけばいいのかどうかを知りたいときに便利。「降水ナウキャスト」のミソは、予報が直近1時間だというところ。朝出かけるときに夕方の降雨を心配するならば、傘を持つことに躊躇はないが、すぐ帰るから大丈夫だろうと、傘を持たずに出かけて、結果的に失敗だったといった経験は誰しも持っているだろう。こうした経験を考えると、「降水ナウキャスト」はうれしい機能だ。

デザインもすっきりしていて、デスクトップに置いておいても邪魔にならず、違和感もない。常用したい、便利なソフトだ。

• 地域単位での各種気象情報
• 短時間での情報更新
• 洗練されたUIデザイン

最新バージョンでは、優秀なデザイナーにデザインしてもらった、かわいい「スケッチ」とシャープな感じの「アクア」の2種類のスキンを切り替えることができます。カッコいいデザインが描ける人はいいなぁ……なんて考えていたら、デザインの通りに作ることになってしまって。それからが大変で、緻密な開発となってしまいました。洗練されたデザインをアプリケーションとして、忠実に実装してゆく開発は大変でしたが、「かわいいね」「洒落ているね」と言ってもらえると、苦労した甲斐があります。

便利機能な機能
雨が降る1時間前になると、タスクバーから通知されます。クリックすると、お天気の詳細が表示されます。

今後のバージョンアップ予定
今後は、気象情報の充実や季節感のあるスキンの追加を考えています。