多彩な機能と高い操作性とを両立させた“定番”はがき作成ソフト。宛名面・裏面の豊富なテンプレートが用意され、テンプレートをアレンジすることで、少ない手順で見栄えのするはがきをすばやく作成・印刷できる。「宛名職人」は、親切な操作ガイド機能により、はじめてでも安心して使うことのできるはがき作成ソフト。はがきだけでなく、封筒や宅配便の送付票、さらにはタックシールや名刺などの印刷も可能。幅広い用途に対応する。新バージョン「17」では、写真入りの年賀状を“楽しく簡単に”作れるよう、裏面のデザイン機能を大幅に強化。画像を任意の図形で切り抜いたり(マスク機能)、選択中のアイテム別に設定画面が切り替わったりもできるようになった。そのほかにも数多くの機能強化・追加が行われ、使い勝手が一層向上した。
裏面のデザインでは、デザイナーズプレートをはじめ、300点以上のテンプレートを収録。簡単なアレンジを加えるだけで、美しい年賀状が完成する。デザイン画面では、背景画像やフォントの変更、差出人の住所・氏名の追加を行えるほか、あいさつの文面は、豊富な文例集から選んで差し替えることができる。近況報告などの追加や編集も簡単に行える。デジカメ写真をアレンジするための「フレーム」テンプレートも搭載。手持ちのデジカメ写真を読み込み、文字やイラストなどを追加して、イメージ通りのデザインを簡単に作成できる。
「画像マスク」は、新バージョン「17」で新たに追加された機能。切り抜き(マスク)用の図形は、四角形、角丸四角、多角形、楕円、星型のほか、ふきだしや矢印といったユニークなものも選べる。図形サイズの変更はもちろん、ふきだしの微妙な曲線(アウトライン)の調整なども、マウスのドラッグ操作で手軽に行える。
デザイン画面は、今回のバージョンアップで大きな見直しが行われた。例えば、従来は表示されなかった用紙サイズの外側に、アイテムがはみ出して配置されるようになるなど、作業領域として利用できるようになった。さらに、編集画面上で選択中のアイテムごとに、設定や調整が可能な項目(サイズや位置の寸法・フォント指定など)が表示され、より効率的に操作できるようになった。
宛名面のレイアウトも、多彩なフォーマットを収録する。通常はがき、年賀状、お年玉付き年賀状のほか、往復はがきの宛名書きも簡単に行える。レイアウトで文字の「縦書き」または「横書き」を選択できるのはもちろん、「はがきの横置き」(横書き)にも対応する。
宛名用の住所録では、
- Mac OS X標準のアドレスブックをそのまま利用する
- 他のはがき作成ソフトの住所録データを変換して利用する
- Excelやデータベースソフトで作成したファイルを読み込んで利用する
のいずれかを選択することが可能。アドレスブックとの間では、簡単な操作でデータを同期できるシンクロ機能を搭載。さらにアドレスブックを介して、iPhoneやMobileMeのアドレス帳と連携することも可能だ。住所録には、カード型と一覧表の2種類の表示方法があり、いずれの画面でもデータを入力できる。カード型はMac OS Xのアドレスブックに準拠したスタイルで、住所などの連絡先を3系統(自宅/会社/その他)まで登録することが可能。さらに、個人ごとのデータやメモを登録しておくこともできる。項目は誕生日、干支、年齢、星座、血液型、性格、趣味などと多彩。年賀状や暑中見舞いの送受信履歴の管理も同じカード画面上で行える。
住所録の一覧表示では、強力な自動分類・抽出機能が特徴。五十音(姓名、会社名)や会社名別、都道府県別、地方別のデータだけを表示する「フィルタビュー」を利用できる。フレキシブルな検索機能として、ユーザが任意に抽出条件を設定できる「スマートグループ」もある。
新バージョン「17」では、一覧表の印刷機能も強化された。用紙サイズに合わせて余白を自動調整したり、横幅をページ内に収めたときにフォントサイズを自動調整したりできる機能が追加された。