ボリューム満点の“王道”弾幕シューティングゲーム。3段階+αの難易度が用意され、シューティングゲームの初心者からベテランまで、幅広く楽しめる。やり込み要素が詰まった、奥の深い弾幕シューティングゲーム
「鳥竜-ToriTatsu-デスレーベル」は、超ハードな弾幕系シューティングゲーム。使用する機体やキャラクタ、選択したグラフィックモード(オリジナルデザインとアレンジデザイン)、プレイ回数などでストーリーの細部や敵の攻撃パターン、ボスなどが変化し、エンディングも変わってくる。隠しステージや隠しボス、隠し機体なども存在。何度でも繰り返し楽しむことができる。バージョンアップを繰り返し、とことん作り込まれている。
ゲームの主人公は、遺伝子操作と強化クローン技術により、生体兵器としてこの世に生を受けた「カラス・エイブラハム」「アーセンタ・エイブラハム」の兄妹。二人は、人と機械が完全に融合した兵器の完成を目指す「鳥竜計画」により生み出され、カラスは諜報活動、アーセンタは戦闘の英才教育を受けて育った。
しかし、やがて自我に目覚めた二人は、自分たちのありように疑問を感じるようになる。自国「ラシア」が全世界に向けての侵略戦争を開始したことをきっかけに、両親をも敵とすることを承知で、世界の人々が死に絶えることを阻止するため、自軍と戦うことを決意する……。
カラス・エイブラハムは、やや内気で情報収集、諜報活動などの端末操作に優れている。かつての資源戦争における伝説のエース「クロウ」の記憶と人格が脳に移植されており、クロウの航空戦闘技術を身につけている。アーセンタ・エイブラハムは、攻撃的でサディスティックなキャラクタ。戦闘技術や火器制御技術に優れる。「家族」に対して異常なまでの執着を見せ、特に母であるマリス・エイブラハムを心から信頼している。
ショットを多用するならカラス、レーザーのみで戦うならアーセンタ
操作は、キーボードまたはジョイスティックで行う(ジョイスティックを推奨)。【↑】/【↓】/【←】/【→】キーで自機を前後左右に移動させ、ボタン1(スペース/【Z】)で前方の敵を攻撃する。ボタンを短く押すと、ショットやミサイルなどの通常攻撃。ボタンを長押しすると、幅広のレーザーによる攻撃になる。レーザーを至近距離で当てると、威力は2倍になる(通称オーラ撃ち、被せ撃ち)。
ボタン2(【Enter】/【X】)はボンバー。発動すると画面上の敵弾がすべて消滅し、得点アイテムへと変化するとともに一定時間、画面上の敵にダメージを与えることができる。ボタン3(【Ctrl】/【C】)はフルオート。押すことで、レーザーに変化させることなく、通常攻撃を連射し続けられる。
ショットやレーザーの威力は、特定の敵の破壊で出現するパワーアップアイテムを獲得することで上げることができる。同様にボマーアイテムを獲得すれば、ボンバーのストックを増やすことが可能。特定の条件をクリアすると、1UPアイテムも出現する。
ゲーム開始時点で使用できる機体は2機種。カラスが搭乗する「黒煉」は、全方位型の機体。ショットは、巨大なミサイル(多弾装型轟沈ミサイル)を前方V字型に発射するタイプで、広範囲の敵にダメージを与えられる。レーザー兵器は熱収束型レーザー砲、ボンバーは拡散ナパーム弾を装備する。
アーセンタが搭乗する「赤虎」は、前方収束型の機体。ショットは、補助兵器から発射される小型支援悶絶ガトリングガン(補助兵器は最大4機まで増やせる)。ガトリングガンは非力だが、レーザーには素粒子収束型レーザー砲が搭載され、非常に強力。さらに、ボマーには驚異的な威力を誇るフルブレイクレーザー砲を搭載。移動も速い。
隠し機体も複数が用意され、特定の条件をクリアすると順次、使用できるようになる。
3段階の難易度から、自分のレベルに合ったものを選択しよう
「鳥竜-ToriTatsu-デスレーベル」では、ゲームを開始する前の起動オプション画面で、グラフィックデザインを「オリジナルデザイン」「アレンジデザイン」の2種類から選択できるようになっている。「アレンジデザイン」は、「オリジナルデザイン」よりもSF風味が強い。
プレイを開始するには、メインメニューから「アーケードモード」を選択する。ゲーム開始時点では「Very Easy」「Normal」「弾幕殺人事件」の3段階のモード(難易度)でプレイすることが可能(これらとは別に、現時点で未完成の新モードもひとつ隠されている)。「Very Easy」は、初心者向けのモード。どんなに高得点を上げても1周目しかプレイできない代わり、敵の攻撃が緩く、弾避けの練習として最適だ。
「Normal」は、「鳥竜-ToriTatsu-デスレーベル」のメインとなるモード。ステージは全5面。ステージ5クリア時に特定の条件を満たしていれば、2周目に突入できる。2周目では専用のゾーンやボスが登場するほか、エンディングも変化し、真のエンディングを見ることができる(さらに条件を満たすことでプレイできる「幻のステージ6」も用意されているようだ)。
「弾幕殺人事件」は、道中がなく、各ステージのラスボスとのみ戦い続ける超高難度なボスアタックモード。2周目に挑戦することも可能。開始時点でのライフは「Very Easy」と同じ5で、ステージをクリアするごとに1UPするが、コンティニューはできない。残機をすべて失うとゲームオーバー。
メニューで「ステージセレクト」を選択すれば、アーケードモードでクリアしたことのあるステージの中から好きなものを選んでプレイできる。メニューにはそのほかにも「リプレイ」「ライブラリー」といった項目が用意されている。