ソフトを開発しようと思った動機、背景
高校の地理や大学入試でおなじみのハイサーグラフです。地図帳や教科書で見ることはありますが、その他の日本全国の各地点のグラフはどんな形かとか、世界の他の地点のグラフの形はどうなるのか──そんな知的探求心を満たしてくれるようなソフトウェアを探してみましたが、ありませんでしたので、自作しようと思いました。開発中に苦労した点や、ユーザにお勧めする使い方
このソフトでは、雨温図とハイサーグラフの2種類のグラフを並べて表示できるモードや、ユーザが任意のデータでグラフを作成できる手動入力モードなども搭載しています。また、資料作成にも役に立つようにと配慮して作成しました。白黒印刷できるようにとか、白地でカラー印刷できるようにとか、画面をキャプチャしてBMP画像として保存できるようにとか、グラフの点に何月かを自動表示させたあとに、月数字の位置をユーザが最適な位置に手動で移動させれるようにとか、細かな点にも配慮して作りました。
データは日本全155地点、世界全204地点のデータを搭載しています。平年値だけでなく、日本の各年値のデータもグラフで見られるようにしました。さらに、各年ごとに異なる点を重ね合わせて、累積表示して見られるようにしました。これにより、日本の各地点の気候の変動幅の傾向を、分布の広がりの形で見ることができます。諸地域の気候特性の把握や比較などに使っていただければと思います。
世界の気候では、雨季や乾季に分かれる地域、いつの季節が雨季なのかなどをこのグラフを通して確認できます。海外渡航の際などに活用していただければと思います。
ケッペンの気候区分図も配色を工夫して搭載しました。参考までにお使いください。
今後のバージョンアップ予定
2010年平年値が提供されたら、新データを追加してバージョンアップをしたいと考えています。必要な機能ができたときにはバージョンアップしようと考えていますが、実現できるかどうかはともかく、何か要望などがあれば、メール等でお寄せください。
(GINZA_Green)