反軍事組織に所属する主人公と5人の仲間が、壮大な冒険を繰り広げるRPG。重厚なストーリーと難易度の高いバトルシステムが特徴。すべては強大な軍事組織の野望を暴くため
「Little wing〜小さな翼〜 X EDGE-クロスエッジ-」は、独裁平和主義組織「ミリオン」が支配する世界を舞台にした長編RPG。「ミリオン」は、さまざまな国や地域の管理・治安維持を目的とした巨大軍事組織で、主人公「カンジ=アカツキ」は、かつてミリオンで少佐の地位にいた。しかし、その方針に不満を抱き、現在は反軍事組織「ウインクス」に所属している。カンジは、自身の愛刀「羅正丸」に憑いているゴースト「東方音姫」とともに、ある目的のために旅をしていた。物語は、魔物が棲む森でカンジと、ヒロイン「クレア=ファントム」が出会うところからはじまる。
魔物と戦いながら森をさまよっていたカンジは、狩りで生計を立てているクレアとリクの姉弟に出会う。二人の住むニルト村にミリオンがいるとを聞いたカンジは、一緒に村へと向かう。途中、猫族の女商人「スレイ=キャブレット」の邪魔を受けながらも、なんとかニルト村に到着。ニルト村で選抜派遣隊隊長「マーテル=イーフォン」に遭遇する。マーテルは、カンジの軍士官学校時代の同期で、元パートナーだった。
マーテルの目的は“犯人”を捕まえること。なんでも先日、軍の偵察班の小隊長とその部下が何者かに殺されたという。生き残った部下たちによると、その犯人がニルト村へ向かったというのだ。「犯人を差し出さなければ、この村を占拠する」と言い放つマーテルに対し、反抗するクレア。一触即発の雰囲気を破ったのは、「すぐに第15番地へ向かえ」というミリオン上層部からのマーテルへの命令だった。
突然の命令により、ニルト村は危機を脱したが、ミリオンの動向が気になるカンジは、マーテルを追って第15番地へ向かう。クレアも同行し、第15番地方面にある軍の駐屯地「クラナド施設」に乗り込むと、そこで“天下の大泥棒”を自称する少年「レヴィン=カーネス」に出会う。ミリオンからきな臭さを感じたカンジは、クレアやレヴィンとともに、ミリオンの企みを探ろうとする……。
戦いを制するカギは特殊能力「タオ」。歯応え満点のバトルを堪能しよう
「Little wing」は、
- 物語が進行する「イベントパート」
- 世界中を歩いて旅する「フィールドパート」
- 魔物と戦いを繰り広げる「バトルパート」
から構成されている。「イベントパート」は、基本的にキャラクタ同士の会話で進み、約20名にも及ぶ個性的なキャラクタのやり取りを存分に楽しめる。「フィールドパート」は、マップ上を歩きながら目的地へと向かうパート。移動はカーソルキーで行い、【Z】を押しながら移動するとダッシュできる。マップ上に存在する敵シンボルにエンカウントすると、「バトルパート」に突入する。
「バトルパート」はゲージ式の戦闘。各キャラクタのゲージが最大になった順に行動する。戦闘中のコマンドは、物理攻撃の「Attack」、魔法攻撃の「Tao(タオ)」、防御の「Guard」、アイテムの「Item」の四つ。タオには、特殊効果系と攻撃系の2種類があり、特殊効果系のタオでは、味方や敵のパラメータを変動させたり、回復・蘇生などを行ったりできる。攻撃系のタオは、通常攻撃よりも威力があるが、SPを消費するため、乱発はできない。戦闘の難易度は序盤から高く、手強い敵が次々と登場する。レベル上げなどの準備をしっかり行って挑もう。
「Little wing」には、キャラクタの装備などを確認できるメインメニューのほかに、サブメニューも用意されている。サブメニューでは隊列設定を変更できるほか、一度戦った魔物のステータスや弱点属性などを確認できる「魔物図鑑」や、重要ワードが登録される「ライブラリ」などを見ることが可能。特にライブラリでは、登場するキャラクタや専門用語を詳細に知ることができるため、語句が登録されたら、なるべくこまめに確認したい。