「Googleマップ」や「Yahoo!地図」などの地図上で、マウスで指定した2地点間の距離を測れるソフト。「マウスの距離計」は、地図上の2地点間の距離を「道なり」または「直線」で測定できるソフト。「道なり」での測定では、徒歩、自動車、自転車といった移動手段でどのくらいの時間がかかるかの目安を知ることができる。距離を測るために使う地図は、縮尺が表示される一般的なものであればよい。まず、地図の縮尺で基準となっている距離が何pixelにあたるかを測り、このデータをもとに「マウスの移動距離(pixel数)から実際の距離を計算する」のが、基本的な仕組み。
「直線距離」を測るには、縮尺の設定後に地図上で始点(【Shift】キー)と終点(【Ctrl】キー)とを指定すればよい。2地点間を結んだ直線とその距離とが地図上に表示される。「道なりの距離」の測定では、同様に始点を設定し、測りたいルートに沿ってマウスを動かしてゆく。終点として設定した地点までのマウスの移動距離から、道なりの距離が計算される。このとき、交通手段として「車(一般道)」「車(高速道)」「徒歩」「自転車」を選択でき、選んだ交通手段を使った場合の所要時間(例えば「徒歩」であれば時速4kmでの所要時間)も計算される。
一度に測定できるのは、最大(連続)7ルートまで。交通手段はルートごとに設定することができ、ルート間に休憩を挟むこともできる(休憩もひとつのルートとして扱われる)。出発時刻を設定しておけば、各ルートの到着時刻を知ることも可能。ルート全体の合計距離や合計所要時間も確認できるようになっている。
計測結果をテキストファイルに出力したり、印刷したりすることも可能。「マウスの距離計」の設定画面が最小化されている場合でも距離を測るかどうかを指定するオプション(既定値は「距離を測る」)もある。