スナップショットを利用することで高速な復元を可能にした、簡単操作のバックアップソフト「Snapshot Virus Protection」は、ハードディスクの内容を保存し、パソコンのクラッシュやファイルの消失などが発生した場合に、元に戻せるようにするバックアップ/復元ソフト。ハードディスクの安全な領域に「スナップショット」を保存することで、高速に復元できるだけでなく、必要なディスク容量も(イメージバックアップに比べて)少なくて済む。画面デザインはシンプルでわかりやすく、はじめてでも直感的に操作できる。
「スナップショット」は、ハードディスクの状態が完全に保存されたデータのこと。ディスク/パーティションの「イメージ」同様、復元時のデータとして利用されるが、「最初にスナップショットを取得した時点から、変化したセクタのデータだけを保存する」ことがイメージバックアップと異なる。
「Snapshot Virus Protection」では、スナップショットの特徴を活かし、最短15分単位の短周期でバックアップを行うことが可能。バックアップ自体も一瞬で完了し、普通にパソコンを使いながらでも、使用感に影響を与えることはない。パソコンの起動時に自動的にスナップショットを保存したり、任意時点でスナップショットを作成したりすることも可能。スナップショットは、Windowsが起動しているドライブ(通常はC:ドライブ)内に確保された“安全な領域”に保存される。他のアプリケーションから削除や書き換えなどを行うことはできず、データを安全に保管できる。
復元は、(最新のものに限らず)好みのスナップショットを指定して行える。ウイルス感染やパソコンのクラッシュによるファイル消失などが起こった場合でも、トラブル発生時以前の状態にディスク内容を簡単に戻すことができる。復元操作はWindows上から行えるが、(ディスク内容が過去の状態に戻されるため)復元後はWindowsを再起動する必要がある。
復元は、CD-ROMから起動して行うことも可能。Windowsが起動しなくなった場合などにも対応できる。スナップショットをパスワード保護することも可能で、第三者によるシステム変更を防げる。
(復元は行わず)スナップショットの内容を閲覧することも可能(プレビュー機能)。スナップショットは仮想ドライブとしてマウントされ、「プレビュー」から特定のファイルだけを取り出して、保存することもできる。