ソフトを開発しようと思った動機、背景
最近、USBメモリが安くなってきて、かなり普及してきました。私も使ってみたところ、大変に便利で、ノートパソコンを持ち歩くのを止め、USBメモリを持ち歩くようになりました。最初は単に便利だとしか感じていませんでしたが、使用頻度が上がるにつれ、だんだんとデータの書き換え頻度が多すぎることが気になり出しました。特に私の場合は、開発中のHTAをUSBメモリにコピーして持ち歩き、自宅、会社、漫喫と、あちこちで開発していたので、そのつどファイルをいちいちコピーするのが面倒だったのが最初の理由です。さらにあるとき、USBメモリからファイルをコピーする際に、間違ってせっかく作ったプログラムに上書きをしてしまい、かなりの衝撃を受けたのが、決定的な理由です。
開発中に苦労した点
IEのレンダリングエンジンのアバウトさに結構手を焼きました。特に【Ctrl】+【+】でズームしたりすると、レイアウトが崩れたり……。結局、無理やり無効化して切り抜けましたが、あれは何とかしてほしいですね。ズームを無効化するMETAタグを追加するとかしてほしいです。
あと、ファイルシステムのタイムスタンプにも悩みました。USBメモリで多く利用されているFAT32は、更新日時が2秒で丸められているのに対し、ハードディスクで一般に利用されているNTFSでは、100msで丸められています。この誤差によって、データ更新の検出がなかなかうまくいかず、一時は開発を断念しました。散々ググってみましたが、この結論に気づくのに1週間以上かかりました。
ユーザにお勧めする使い方
このソフトを使えば、データ更新の際の書き換え回数は大幅に削減できます。しかし、USBメモリは気軽に持ち歩ける反面、ついうっかり置き忘れたり、落としたり、水没したりといった危険があるので、別途バックアップを取ることをお勧めします。
今後のバージョンアップ予定
現在の仕様では、更新時にフォルダごと「ごみ箱」に移動していますが、ディスクスペース的に無駄になってしまうので、更新したファイルのみ移動するように改良する予定です。また、暇を見てバージョンアップしようと思います。
(Pyuta)