ソフトを開発しようと思った動機、背景
個人的な話ですが、「スケジュールというほどでもないけど、気にとめておきたいこと」がよくあります。例えば「19時からテレビ」などという、他愛もないことです。そういう些細で短期的な予定というのは、スケジュール管理ソフトなどに書くほどでもありませんし、仮に書いたとしても、重要な予定とごっちゃになってしまうと思います。最初、私は、Windows 7に最初から付いている「付箋」を活用していました。しかし、これは、常に最前面に表示させていると、明らかに邪魔になりますし、かといって背面に表示させたままですと、うっかり存在を忘れてしまうかもしれません。
「常に視野に入るもので、かつ邪魔にならないもの」を考えたとき、それはマウスカーソルしかないと思ったのです。冒頭で書いたような些細な予定を忘れるというのは、何か作業に熱中しているときだと思います。そして、その作業中はたいてい、マウスカーソルを見て動かしています。それならば「マウスカーソルの付近に予定を表示できれば、嫌でも目に入り、忘れることが少なくなるのでは」と思い、作ったのがこの「マウスコンプレックス」です。
開発中に苦労した点
表示方法の考案が一番苦労した点といえます。現在の表示方法は、一言メモとクリップボード内容の表示に1行空白を空けています。地味なことですが、この表示方法にたどり着くまでにいろいろな試行錯誤がありました。時計と一言メモの表示の間を1行空けてみたり、全部の表示を詰めてみたりした結果、現在の「時計と一言メモの間は詰める」「一言メモとクリップボード内容表示の間は1行空ける」というベストな表示方法に落ち着きました。こういう一見どうでもよさそうなことの積み重ねも、非常に大切なことであると個人的に思っていますので、これ以外にもインタフェースの開発には特に注力しています。
ユーザにお勧めする使い方
一言メモとクリップボード内容の表示をOFFにして、カレンダー代わりにお使いいただくことも、もちろんよろしいのですが、このソフトにはメモ機能とアラーム機能が付いています。それを存分に活用して、冒頭に書いた「19時からテレビ」のようなメモを設定しておき、アラームをその5分前にセットするなど、些細な予定管理にご活用いただくと便利かと思います。もちろん、予定管理以外にもさまざまな使い方があります。最終的には、ユーザの方々が自分にあった最適な使い方を見出していただければ幸いです。
今後のバージョンアップ予定
ワンタッチソフトの掲示板などでご要望をお寄せいただければ、実現できる範囲でそれを搭載していきたいと考えています。ユーザのみなさまが、より一層快適で便利に使えるようなソフトウェアにするべく、今後も継続的にバージョンアップをしていきたいと思います。
(ワンタッチソフト)