ソフトを開発しようと思った動機、背景
ネットショッピングやオークションをするようになってから、IDやパスワードを求められることが多くなったため、当初はExcelで管理していました。しかし、Excelでは目的のIDやパスワードを見つけることが大変ですし、持ち運ぶと秘密保持の面でも気をつけなければなりません。そこで管理ソフトを探しましたが、使い勝手や管理方法、表示の仕方も自分に合ったものがありませんでした。それならばということで、自作した次第です。ですので、開発当初はフリーソフトとして公開するという考えはありませんでした。しかしながら、同じような悩みを持つ人が多いと友人に聞き、利用する人がいるならばとVectorに登録しました。
開発中に苦労した点
やはり記録情報の暗号化と復号化の部分です。これについては、Microsoft社のMSDNを参考に仕上げました。次に表示方法です。IDやパスワードをどうやれば見つけやすいかを、いろいろ検討しました。「まず、用途別の分類を分けることにより、見つけやすくする」「ひと目でIDやパスワードの内容が判別できるタイトルを表示して、見つけやすくする」「タイトルはソートできるようにする」「タイトルを選択することにより、内容を瞬時に表示する」というコンセプトを中心に開発をしました。
ユーザにお勧めする使い方
USBに入れて持ち運ぶという使い方です。セキュリティの考え方において「持ち運ぶ」ことの危険性はあります。しかしながら、複数のパソコンを利用する場合、それぞれに管理ソフトを入れていては、パスワードを頻繁に変更すると管理が困難という問題が生じます。そこで、USBで持ち歩けば一元管理が可能ですし、データは暗号化されていますので安心です。また、定期的に特定のパソコンのハードディスクにバックアップをとれば、USBが壊れたり、紛失したときに再現することができます。
今回のバージョンアップと今後のバージョンアップについて
今回のバージョンアップで、ログイン機能を追加しました。特に銀行系のログインやインターネットショッピングサイトのログインなど、ログインの方法がさまざまなため、それぞれのログイン方法に合わせられるようにしているところがミソです。Windows 7での動作確認もしましたが、XPでできて、7でできない部分が数ヵ所見つかっています。残念ながら、いまのところ解決策が見つかっていません。そのあたりが今後のバージョンアップの課題になると考えています。
セキュリティについて
この種のソフトは、個人情報をデータとするため、安全性の確保が重要視されます。ソフトが個人情報を勝手に送信したりすることは一切しておりませんので、ご安心ください。また、ソフト起動時のログインキーのお問い合わせをいただいても、一切お答えしないことを厳守しております。個人情報は各個人の責任においてお守りくださいますようお願い申し上げます。
(desicant)