好奇心旺盛で活発な少女と、彼女を支える仲間たちが繰り広げる長編ファンタジーRPG。恋と夢、両方を手に入れるために奮闘する少女の物語
「新マリハバの詩」は、夢を叶えるためにさまざまな冒険を繰り広げる少女と、その仲間の姿が描かれたファンタジーストーリー。自然あふれる平和な国「ベルガイア」を舞台に、主人公「シャト」の成長物語が綴られる。
ベルガイアにあるサイネック村で暮らすシャトは、毎日好きな詩を書きながら、平和な生活を送っていた。そんなある日、シャトのもとに一通の手紙が届く。手紙の送り主は許嫁「テミト」。テミトは、ベルガイアの平和を守る「ベルガイアポリス(通称「B-ポリス」)」の一員で、国中を飛び回りながら、さまざまな事件を解決していた。手紙には「明日帰る」と書かれていた。
大好きなテミトが帰ってくると知り、大喜びのシャト。早速、手作りの料理でもてなそうと、隣のカイン村へと買い物に出かける。ところが村へ着いてみると、村の女の子が西の洞窟で迷っているという。女の子の母親に頼まれて洞窟に向かったシャトは、道中で出会ったB-ポリスの「レオナ」と協力し、女の子を助け出すことに成功する。女の子の無事を確認して、ようやく買い物を終えることができたシャトの前に、なんとテミトが現れる。どうやら予定を繰り上げて帰ってきたらしい。
テミトから「牧師が俺たちのことを呼んでいた」と言われたシャトは、二人揃ってチャペルに向かう。そこで牧師から「来月、二人が結婚すると神のお告げがあった」と告げられる。突然のことに戸惑うシャト。彼女には、詩人になるという夢があったのだ。愛しいテミトと結婚するか、それとも詩人になる夢を追いかけるか……。悩むシャトに、テミトはペンの街「イルザ」に行って、詩の勉強をすることを勧める。テミトの後押しもあり、詩人になる決心がついたシャトは、テミトとともにイルザへと旅立つ……。
ステータスはパーティ単位で上昇。仲間と一丸となって魔物に立ち向かおう
シャトの冒険には、さまざまな場面で魔物が立ちはだかる。(基本的に)シンボルエンカウント形式となっており、マップ上で光る星のようなものにエンカウントすると、戦闘がはじまる。
戦闘時のコマンドは「攻撃」「特技」「魔法」「チャージ」「アイテム」の五つ。「攻撃」は武器による物理攻撃。「攻撃」を選ぶと、戦闘画面の各キャラクタの顔グラフィックの上部にあるメーターが増えたり、減ったりする。メーターの数値が最大のタイミングですばやく【Enter】キーを押すと「狙い撃ち」「火矢」「チャージングブロウ」といった武器アビリティが発動し、通常攻撃よりも高いダメージを敵に与えることができる。
「特技」では、敵のステータスが見られる「観察」などの特殊技を使うことが可能。「魔法」では、16種類の魔法を使える。魔法を使うには「マジカルブック」を装備する必要がある。マジカルブックは、誰かからもらうことができるなど、さまざまな場面で手に入る。
敵に勝つと、パーティスキルが上昇する。「新マリハバの詩」では、キャラクタごとではなく、パーティ単位でステータスが割り振られ、戦闘に勝つたびにスキルの経験値が上がる。スキルは「戦術」「知性」「行動力」「特殊」の四つ。「戦術」は物理攻撃、「知性」は魔法攻撃、「知力」は命中率、回避率、成功率、攻撃速度、そして「特殊」は特技に影響を与える。
パーティスキルと並んで重要なのが「ルーン」という石。「新マリハバの詩」では、「物理」「地」「炎」「風」「氷」の五つの属性が存在し、そのうち「地」「炎」「風」「氷」の抵抗値を上げるために必要なものがルーンだ。ルーンは、抵抗値を上げることができるほか、パーティ全体のHP/MP回復力や命中率を上昇させる効果もある。ルーンは一度に四つしか持つことができない。状況に応じて組み合わせを変えてゆくとよい。