「○×漬け（マルバツ漬け）」は、○×形式の問題を自作して、学習に利用できる“一問一答”ソフト。問題の出題順序は、問題番号順や正解率順などの8パターンから選択することが可能。特定のカテゴリの問題に絞り込んで出題させたり、ユーザが指定した問題のみに絞り込んで出題させたりすることもできる。作成した問題を一定間隔でポップアップ表示させる機能も用意されている。

問題の作成は、「問題」「正解（○か×）」「解答＆解説」「カテゴリ」を入力・選択して行う。カテゴリは、あらかじめ用意されたA〜Eの5種類から選択することが可能。問題と解答＆解説はテキストで入力する。作成した問題は、CSVファイルで保存できるほか、CSVファイルをインポート/エキスポートすることも可能だ。

問題は一問一答式。問題に答えると、正解/不正解が表示されたのち、画面下部に解答と解説が表示される。解答は「○」「×」または「降参」のいずれかを選択し、正解すると「OK」、不正解の場合は「NG」となる。問題に答えず、スキップすることも可能だ。

出題される問題の順序を変更したり、出題対象を絞り込んだりすることも可能。出題順序は、問題を作成したときに割り振られる「問題NO」や解答回数、正解回数、正解率、解答日、正答日で並べ替えられるほか、ランダムに出題させることもできる。問題に「栞」を設定する機能があり、出題する問題を栞の有無で指定することも可能。問題の絞り込みはカテゴリでも行える。さらに「当日に解答/作成/正解した問題を出題対象外とする」こともできるようになっている。

さらに「自動ポップアップ」機能を利用すれば、最小化した問題画面を指定間隔で自動的に表示させることが可能。表示間隔は1分〜360分で設定できる。

そのほか、

• 指定問題数を解答後に自動的に最小化
• 問題と解答＆解説のフォントと文字の大きさ
• 常に手前に表示
• 不透明度（60〜100%）

二者択一の○×問題だけでなく、「◇◇について正しいものをひとつ選べ」というものでも、

「○○とは××である」

「○○とは△△である」

「○○とは□□である」

ひとつだけ気になったのが、解答時の選択肢にある「降参」の存在。「降参」すると不正解扱いとなるようだが、「○」か「×」を選択して間違えることとの違いがないように思える。「まったく答えがわからない」のと「間違えて覚えていた」という状態とをユーザに使い分けてもらうための機能なのかもしれないが、例えば、前回「降参」を選択した問題のみを出題できるようになったりすれば、「降参」という選択肢が活かされるのではないだろうか。

開発中に苦労した点
便利さと使いやすさのバランスに苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
パソコンを長時間使う方なら、［ツール］−［オプション］の「自動ポップアップ」と「最小化」とを組み合わせた設定がお勧めです。定期的に問題が画面に表示されるようになるので、積み重ねでかなりの問題数を解くことができます。そのほかにもさまざまな出題設定が可能です。一度、［ツール］の［出題設定］や［オプション］を確認してみてください。

今後のバージョンアップ予定
今後もさまざまな方からいただいた要望を参考に、より使いやすいソフトにしていきたいと思います。