徹底した入力の省力化により、「誰でも続けられる」ことを目指した家計簿ソフト。「月一回家計簿」はその名の通り、“月に一回合計金額を入力するだけ”で家計管理を行えるよう工夫された家計簿ソフト。入力項目が“本当に必要なものだけ”に絞り込まれているのに加え、入力支援機能も搭載。入力に手間がかからず──出入金があるたびに入力するのではなく──1ヵ月分のレシートをまとめて入力しても十分に家計管理を行える。レシート1枚が1行分のデータに相当し、わかりやすいことも特徴。現金や銀行口座、クレジットカードなど、複数の口座を一元管理できる。
管理できる口座は「現金・電子マネー」「銀行口座」「クレジット」「ローン等」「給与・収入・税金等」の5種類。搭載された機能は大きく分けて、
- 各口座の出入金や設定を行う「入力シート」
- ローンやクレジットの引き落としデータを表示する「支払い予定表」
- 1年の収支合計とグラフを作成できる「年間集計表」
- 予算を立てて、予算と実績の対比を確認できる「予算表」
の四つ。口座は、種類ごとに複数の口座──例えば「現金・電子マネー」であれば「現金」「PASMO」など、銀行であれば「三井住友銀行」「ゆうちょ銀行」など──を設定することが可能だ。「入力シート」では、各口座をタブで切り替えながら入力し、管理することが可能。入力項目は各口座の種類に応じたもの。例えば「現金・電子マネー」であれば、「日付」「口座名」「費目」「お店など」「内訳」「収入」「支出」「残高」となっている。
入力は、ユーザの直接入力操作が最小限になるように工夫されている。「費目」「お店など」「内訳」は、あらかじめ設定しておいた項目がドロップダウンリストで表示され、ユーザがリストから選択するだけでよい。また、「収入」「支出」では電卓が表示され、1枚のレシートから「費目」「内訳」ごとに計算した合計額を入力できるようになっている。
口座間の資産移動は自動化されている。支出口座にデータを入力すると、当該データが収入口座にも自動的に反映される仕組み。例えば、銀行から現金を下ろしたときは「銀行口座」に「現金引き出し」として入力すると、自動的に「現金」の収入になる。また、PASMOのオートチャージのような場合は、「クレジットカード」に「電子マネーPASMO」へとして入力すれば、当該金額が「PASMO」の収入となる。
「支払い予定表」では、ローンやクレジットの支払いを、年単位、月単位、口座名ごとに「未引き落としのみ」「引き落とし済みのみ」「すべて」に分けて表示させることが可能。「年間集計表」では、月ごとの費目別収支実績や支払い予定を確認できる。最大10個までの費目を指定して折れ線グラフを作成することも可能だ。「予算表」は、費目ごとに予算を設定し、予算と実績とを対比させて実現度合いを確認できる機能。これらの表を印刷することも可能だ。
そのほか、
- データにパスワードを設定して保護する機能
- データのバックアップ/リストア機能
なども備えている。