2TB以上のハードディスクを管理できる「GPT方式」に対応したパーティション操作・変更ソフト。「HD革命/Partition EX」は、パーティションサイズの変更、分割・結合などを行うためのハードディスク用ユーティリティ。「HD革命/Partition Lite」の後継にあたり、GPTディスクに対応したほか、Windows 7(32bit/64bit)にも対応。さらに、CDから直接起動して使うこともできるようになり、インストールすることなく、パーティション操作を行えるようになった。
メイン画面は、大きなツールボタンが印象に残るシンプルなデザイン。はじめてでもわかりやすく、戸惑うことなく操作できる。大きな特徴は、ドライブの作成・削除、フォーマット、サイズ変更、移動、分割・結合といった操作を、ディスクに保存されたデータを維持したまま、マウスで簡単に行えること。「HD革命/Partition Lite」からプログラムを一新し、機能面でも大幅に強化された。
強化点のひとつが、CDからの直接起動が可能になったこと。何らかのトラブルでWindowsが起動しなくなった場合でも、ハードディスクが正常であれば、パーティション操作を行うことが可能。CD起動にはWindows PEが使われる。MS-DOSや独自OSとは異なり、USB/IEEE 1394などの外付けディスクやSSDでも、Windowsから認識できれば、パーティション操作を行える。もちろん、通常のアプリケーションと同様、Windowsにインストールして使うことも可能だ。
もうひとつの大きな強化点が、GPT(GUID Partition Table)ディスクに対応したこと。GPTディスクはWindows Server 2003 SP1や64bit版のWindowsなどで使用できるパーティション方式だが、「HD革命/Partition EX」では、GPTディスクのパーティション操作も行えるようになった。
パーティションの操作には時間がかかることもあるが、対象のドライブや操作内容の組み合わせによっては、あらかじめ複数の処理を指定しておき、一括で実行することも可能。Cドライブのサイズ変更などのように、Windowsの動作中にパーティション操作を行えない場合は、Windowsの再起動後に操作が実行されるようになっている。
対応するファイルシステムはFAT32/NTFS。インストールして使用する際のOSは、32bit版のWindows 7/Vista/XPおよび64bit版のWindows 7に対応する。