32bit/64bitのWindows 7/Vistaに対応したパソコン快適化ソフト。「1-クリック最適化」を使えば、ボタンひとつで主要な機能を実行できる。「7 turbo」は、Windowsの設定を最適化したり、不要な設定やファイルなどを削除したりすることで環境を改善し、パフォーマンスの低下を防いでくれる統合型ユーティリティ。ファイルの完全削除や暗号化といったプライバシー保護、コントロールパネルでは設定できない、細かなカスタマイズを可能にする「システムチューナー」、変更した設定を保存し、いつでも元に戻せる「バックアップ」などの機能も搭載する。
メイン画面は「概要」「モジュール」「バックアップ」「お気に入り」の各タブ画面と「1-クリック最適化」ボタンで構成される。タイトルバー部分のメニューからは、自動実行のためのタスク登録やオプション設定などを行うことが可能。各最適化機能は「モジュール」にまとめられ、ここから個別に実行できるようになっている。
「概要」で実行できる主な機能は、
- Windows起動時に読み込まれるサービスから不要なものを停止させる「StartUp-Tuner」
- セキュリティの向上やパフォーマンスの改善につながる設定を変更できる「Tweaking」
- Webブラウザのキャッシュや履歴、Cookieなどのデータを消去する「Internet Cleaner」
- レジストリから不要な項目を削除できる「Registry Optimizer」
- ハードディスク上の不要なファイルを削除できる「Drive Cleaner」
など。これらの機能も含め、さらに細かな処理や設定を行いたい場合は「モジュール」を使用する。「モジュール」には「システムクリーンアップ」「パフォーマンス最適化」「プライバシー&セキュリティ」「システムチューナー」「分析と情報」「ファイルツール」の6グループがあり、グループを選択して、より詳細な指定を行える。「システムクリーンアップ」では(「概要」でも利用できる)「Drive Cleaner」「Registry Optimizer」「Internet Cleaner」を個別に実行することが可能。「1-クリック最適化」(One-Click Optimizer)も実行できる。
「パフォーマンス最適化」は、「StartUp-Tuner」による起動アイテムの選択に加え、ハードディスクの最適化(デフラグ)やネットワーク設定の最適化によって、パソコンの性能を引き出すもの。実行中プロセスの一覧表示や、プロセスごとの実行優先度の指定、CPU/メモリ使用量のモニタなども行える。
「プライバシー&セキュリティ」では、Windows本体のエラー報告機能やWindows Messenger Serviceなど、プライバシー情報流出の可能性がある機能を無効化できる。ファイル/フォルダを完全に抹消したり、ファイルを暗号化/復号化したりといったことも可能だ。
「システムチューナー」では、「Tweaking」をよりきめ細かく指定することが可能。「ログオン」「システム」「コントロールパネル」「Windowsエクスプローラ」などのグループに分けられ、通常、Windows上からは設定できない細かなカスタマイズを行える。そのほか、デスクトップアイコンの位置を保存する機能や、エクスプローラのコンテキスト(右クリック)メニューの内容をカスタマイズする機能もある。
「情報と分析」には、各フォルダのサイズや占有率といった、ハードディスク内の使用状態をグラフで表示する「DiskSpace Explorer」、CPU、マザーボード、グラフィックなどのハードウェア情報やWindowsのバージョン、搭載メモリ量などを確認できる「System Information」、ハードウェアの処理能力をテストできる「System Benchmark」などが用意されている。
「ファイルツール」では、削除済みファイルを復旧できる「Undeleter」、ファイルの分割・結合を行える「File Splitter & Joiner」があるほか、Windows標準機能のスキャンディスク、デフラグ、システムの復元を起動することも可能だ。
各モジュールで行ったシステム設定やレジストリ情報の変更はすべてバックアップされ、「バックアップ」のリストから復元することが可能。「お気に入り」では、実行したモジュールの利用状況(起動回数、最後の起動日時、起動頻度)や、削除したファイル数/レジストリ項目数などの統計情報を参照できる。