「憧れの委員長(王子様)に告白するため、恋する乙女たちが熾烈な戦いを繰り広げる」という設定のタイピングゲーム。「葱と王子様」は、女子高生同士が教室を舞台に戦う、ユニークなタイピングゲーム。登場する少女には「HP」「攻撃」「防御」「連鎖」の各パラメータが設定され、使用するキャラクタによって戦力が異なる。プレイヤーは、少女のうちから一人を選び、目の前に次々と現れるライバルたち(同キャラ対戦もある)をタイピングで撃退してゆく。
ユニークなのは、キャラ同士の勝負の方法だ。プレイヤーがキャラを選ぶと、その少女がいる教室にライバルの少女が一人ずつ姿を現し、自分の優れている点や主張などをセリフでアピールしてくる。ライバルのセリフをプレイヤーが制限時間内に入力できれば、プレイヤーキャラの勝ち。ネギで叩くなど、プレイヤーキャラが得意とする方法でライバルを攻撃する。制限時間内に入力が完了しなければ、逆に攻撃される。互いに攻撃し合い、どちらか一方のHPが0になった時点で勝負に決着がつく。プレイヤーキャラが勝った場合は、次の挑戦者が現れ、負けた場合は終了となる。
用意されたモードは「ノーマルモード」「エンドレスモード」の2種類。「ノーマルモード」では、少女同士が戦う。開始時点でプレイヤーが使えるキャラは「笹美」だけだが、戦いに勝つことで、使用できるキャラが増えてゆく。
「エンドレスモード」では、プレイヤーキャラのみが画面に表示され、プレイヤーは出題された文字列をひたすら入力し続ける。ノーマルモード同様、制限時間内に入力を完了できなかったり、タイピングミスをしたりするとHPが削られ、HPが0になると終了。時間が経つにつれて、出題レベルが上がる。文字列が長くなって、入力が難しくなる。