ソフトを開発しようと思った動機、背景
年齢(深酒の回数)とともに頭が弱くなったせいか、ソースファイルのパスやUNIXコマンドの引数などを「ちょっと覚えて操作する」ということが難しくなってきたので、「文字列を最前面表示するメモがほしい」と思ったのが最初の動機でした。普通に最前面表示すると邪魔なので、半透明にしてマウス操作を透過させることにしたのですが、実際に使ってみると、ちょっとした文字列をいったんメモに入力するのがとても面倒で、この段階ではイマイチな感じでした。残念な脳の影響はクリップボード操作にも如実に現れており、「あれ? コピーしたっけ?」となったり、いろいろ考えながら作業していると、思考がネストした中で思わずクリップボードを上書きして「振り出しに戻る」ということが結構ありました。
こうした経験から「クリップボードから自動的に取り込んで表示し、ついでに履歴保存ができたらスゲー便利なのでは?」と思って機能追加したものが、現在の「GhostBoard」になっています。
開発中に苦労した点
クリップボードの内容と表示内容とを同期させるタイミングについて、かなり試行錯誤してきました。当初、クリップボードにコピーされたテキストを「取り込むだけ」だったときは何の問題もなかったのですが、履歴をクリップボードに書き戻すようにすると、自分で更新したクリップボードの更新イベントを自ら受け取って、履歴を増殖させたり、「GhostBoard」内で編集中にコピーを行うと、その更新イベントを受けて編集中のテキストが破棄されたりしていました。現在は修正を繰り返して、なんとか使いものになる動きになったのではと思います。
ユーザにお勧めする使い方
スタートアップに登録して、ログイン時から常駐させておくことをお勧めします。「GhostBoard」起動中のクリップボード更新しか履歴保存できないので、クリップボードを上書きして「しまった」と思う前に起動しておいていただければと思います。
今後のバージョンアップ予定
現在、バージョンアップの予定はありませんが、不具合や改善点が見つかり次第、修正や機能追加を行っていきたいと思います。
(くす)