簡単な操作で、誰にでもきれいに写真補正を行える“次世代型デジカメ画像編集ソフト”。「PHOTOMIZER」は、デジカメで撮影された写真を、マウスクリック中心の簡単な操作で補正できるソフト。写真を読み込ませ、ワンクリックするだけで補正を行うことが可能。写真の色合いや明るさはもちろん、手ぶれやピンボケなども補正できる。デジカメ写真のダイナミックレンジを調整できる「HDR最適化」機能も搭載する。
大きな特徴は「ソフトウェアが高度に自動化され、ユーザが細かい設定などを気にする必要がない」こと。通常、デジカメ写真の明るさや色合いを補正して、見栄えをよくするには、画像処理に関する知識が必要。「PHOTOMIZER」では、編集したい画像を指定するだけで、最適なパラメータが自動判定され、誰が見ても“美しい”画像に補正できる。
高度な自動化による“簡単操作”を実現しているのが「自動オブジェクト検出システム」だ。デジカメ写真の中から主要な被写体を自動的に検出し、最適な補正を施せるというもので、被写体周囲の状況に関わらず、最適な画像を生成できるようになっている。
「PHOTOMIZER」で自動補正できるのは、
- 画像の色合い、明度、彩度、色相
- コントラストの最適化
- 画像の解像度(シャープネス)
- 画像全体の明度
- ホワイトバランス
- 霧や天気の影響、色かぶりの除去
など。補正結果が気に入らなければ、ユーザが細かな設定を行って、補正することも可能だ。メイン(操作)画面は、ワンクリックでオリジナルの写真と補正済みの写真とを切り替えられる通常モード(シングル表示)のほか、オリジナルと補正後の写真とが並べて表示されるモード(デュアル表示)、さらには写真を左右に分割し、一方がオリジナル、もう一方が補正後となるモード(分割表示)を選択できる。
目的別の補正を行うための「最適化メニュー」も用意されている。ファイルとしてディスク保存する際に使う「アーカイブ」、Web公開用に画質を最適化する「ウェブ最適化」、デジタルフォトフレーム機器で表示するのに向く「フォトフレーム」に加え、画像の暗部や明部を調節して、ダイナミックレンジを拡大する「HDR最適化」や、画像の明るさを最適化する「明度最適化」もある。
各モードでは、画質がそれぞれの出力対象向けに自動補正されるほか、デジカメ写真を自動的にリサイズしたり、画面サイズに合うようにクリップしたり、縦横比を調整したりといったことも可能。リサイズ時のアルゴリズムは8種類から選べる。「HDR最適化」では、通常のHDRが同じ構図で明度を変えた複数枚の写真が必要なのに対し、「PHOTOMIZER」では1枚の写真だけでHDR化を行えるようになっている。
そのほか、おまけとして、画像やイラストの顔を自動的にアニメーション化してしゃべらせられる「Crazy Talk 5 SE」が付属する。