ソフトを開発しようと思った動機、背景
普段の業務や日常生活の中で「やること」「やりたいこと」は、どのように管理されていますでしょうか。付箋へ入力してモニタ画面の縁に貼ったり、メモ用紙に書いて目につく場所に置いたりしているのではないでしょうか。私もいままでそのようにしてまいりました。しかし、付箋は日が経つと落ちてしまったり、メモ用紙は書類に埋まってしまったり、知らぬ間にゴミ箱へ行ってしまったりと、時折不便を感じておりました。付箋紙ソフトも使ってみましたが、画面が付箋だらけになってしまったことや、日付での管理がしにくかったことなどもあり、止めてしまいました。「いついつまでに何々を」──たったそれだけのことを書いておく便利なソフトはないかと探したのですが、どれも高度な機能を有したソフトばかりで、私には使いこなせない(使わない)と思い、自作することにしました。
開発中に苦労した点
最初は自分が使用するだけの簡単な機能を搭載していたのですが、多くのユーザ様にダウンロードしていただき、また貴重なご意見を頂戴いたしました。ありきたりの技術で作成したソフトですので、特に苦労した点というのはないのですが、ユーザ様のご意見が自分の想定外のことが多く、大変に勉強させていただきました。
一例ですが、設計コンセプトのひとつに「こぢんまり作る」というものがあり、表示も小さくしていたのですが、あるユーザ様より「フォントを大きくしてほしい」とご要望をいただきました。そのユーザ様はロービジョンの方でした。日常生活にパソコンがあるのが当たり前の時代、使用している方々もさまざまな方がおられます。そんなことにも気づかず、まだまだ勉強が足りないと反省する次第です。
ユーザにお勧めする使い方
ToDo管理ソフトですので、「やること」および「期限」を入力して、画面の隅っこにでも置いてもらえればよろしいかと思います。期限を設けずにメモ代わりにしてもよいかもしれません。逆に「こういう使い方をしている」というご意見を聞かせていただければとも思います。
今後のバージョンアップ予定
カラーユニバーサルデザインの観点から、表示色を再検討あるいは指定できるようにしようかと考えております。また要望等があれば、検討してゆきたいと思います。
((株)アイデステクノロジ)