「四字熟GoAC」は、漢字カード4枚を組み合わせ、問題の内容に合致した四字熟語を答えるパズルゲーム形式の学習ソフト。ユーザの能力や進捗度にしたがって、問題のレベルを選択することが可能。「初級」「中級」「上級」「その他」があり、ユーザの指定したレベルから、ランダムに9個の四字熟語が出題される仕組み。「初級」「中級」「上級」では一般的に使われる四字熟語が、「その他」では人名なども出題される。Microsoft Accessで作成され、動作にはAccessまたはAccess 2007 Runtimeが必要。

開始後に表示されるのは、（1回のゲームで出題される）9個の熟語が1文字ずつに分解され、グリッド状（6×6）に並べられた36枚の漢字カード。ユーザは、それぞれの問題文の意味に合致する四字熟語を考え、先頭の文字から順にカードを選んで解答する。

漢字カードは、1問正解するたびに画面から消える。全問正解すると画面上のカードがすべてなくなり、クリアとなる。間違えたカードを選択すると、4文字目を選んだ時点でカードが暗転表示になり、再び選び直すことで元の表示に回復する（つまり、正解するまで同じ問題に何度でも挑戦できる）。

どうしても答えがわからないときは、問題文をダブルクリックすればギブアップとなり、正解が表示される仕組み。正解した四字熟語は1語ずつ画面下部に並べられ、読みと意味を確認できるようになっている。

といっても、わからない問題は（前の/後ろの問題へ）切り替えることも可能で、わかる問題から解いてゆけば（カードの選択肢が減り）、残りの問題に正解しやすくなる。プレイ中にはなぜか、画面上を蝶がふわふわと飛び、時々ヒントを示してくれているようだ。

ユーザが作成する問題は、出題する言葉が「四字以内」という制限があるほかは、問題文となる「意味・ヒント」の内容は問われない。アイデア次第では、社会（人名・地名）や理科、さらには英語（単語・熟語の意味）などの問題作成にも応用できるだろう。

「四字熟GoAC」は、「平素は業務システムの開発に駆使しているMicrosoft Accessでゲームができないか」と作ってみたものの、ゲームのためにわざわざ「Accessを購入し、インストールして使ってください」とはいえず、半ばお蔵入りの状態でした。

しかし最近、MicrosoftがAccess 2007 Runtimeをフリーで提供していることを知り、フリーソフトとして公開してみようと思い立ちました。

単に言葉だけ覚える四字熟語パズルではなく、問題文から連想される四字熟語を答える形式なので、意味も覚えることができ、また問題の加除修正も自由に行えます。