マルチディスプレイ環境に対応した壁紙チェンジャ。複数のディスプレイに別々の壁紙を表示できる。「MultiWall」は、デスクトップ背景(壁紙)を指定した間隔で自動的に切り替えてくれる壁紙チェンジャ。マルチディスプレイ環境では、画像の縦横比をディスプレイごとに調整して表示してくれるほか、ディスプレイの台数や解像度が変わった場合も、壁紙を自動調整してくれる。利用できる画像はBMP/JPEG/GIF/PNG形式のファイル。
使い方は簡単。壁紙にしたい画像が含まれるフォルダを指定し、壁紙画像を切り替える時間を秒単位で設定すればよい。設定した秒数ごとにフォルダ内の画像がランダムに選択され、壁紙として表示される。指定フォルダ内に複数形式の画像ファイルが混在していても、対応形式のファイルは表示される。壁紙切り替えの秒数は0から約21億までと、非常に大きな値を指定することも可能。頻繁に壁紙を切り替えることも、また起動時に(ランダムに)選択された壁紙を固定表示させることもできる。
ソフトの最大の特徴は「複数のディスプレイのそれぞれに別々の壁紙を表示させられる」こと。Windows標準の壁紙機能のように「どのディスプレイも同じ壁紙が表示される」ということがない。
壁紙は、元画像のサイズに関わらず、自動的に画面全体に拡大・縮小されて表示される(いわゆるタイリング表示モードはない)。ディスプレイの縦横比と画像の縦横比とが異なる場合でも、画像の縦横比が変えられることはなく、元画像のイメージのままで拡大・縮小される。この際、画面内に収まらない部分を切り取る(トリミング)か、上下(または左右)に空白を作って、画像全体を表示するかを選択できる。もちろんマルチディスプレイの場合には、それぞれのディスプレイごとに自動的に拡大・縮小が行われる。
画面解像度の変更を監視し、壁紙表示サイズを自動変更する機能もある。ユーザによってサイズ変更が行われると、ほとんど待ち時間なしに壁紙が画面サイズに合うように調整される。