ハードディスク内のデータを、OSを含めて丸ごとコピーできるソフト。システム構成をチェックし、コピーを自動実行する「ワンクリックウィザード」機能なども備える。「LB コピー ワークス」は、OS(Windows)やアプリケーション、ネットワークの設定など、ハードディスク/パーティションの内容を丸ごとコピーできるバックアップユーティリティ。Windowsを使用しながらハードディスク全体をコピーすることも可能。元のハードディスクとまったく同じ内容のハードディスクを作成(クローン)できるほか、パーティションのサイズを変更して、容量の異なるディスクにコピーすることもできる。新バージョン「11」では、Windows 7や64bit 版Windowsに対応。SSDにも対応した。
インタフェースは、従来バージョンを踏襲したわかりやすいデザイン。起動後に表示されるメイン画面(ディスクビュー)では、接続されているドライブの情報やパーティションの構成を確認でき、対象のドライブ/パーティションを選択して「コピータスク(モード)」を指定するだけで、コピーを行える。利用できる「コピータスク」は、
- ワンクリックウィザード
- ハードディスクのコピー
- パーティションのコピー
の3種類。「ワンクリックウィザード」はその名の通り、“ワンクリック”でコピーを実行できるモード。コピー元/コピー先やパーティションの容量などが自動で判別され、コピーを実行してくれる。「ハードディスクのコピー」「パーティションのコピー」では、コピー元/コピー先などの設定をウィザードで行える。スケジュールを設定して、コピーを自動実行させることも可能。タスクの実行方法(1回、毎日、毎週、毎月、システム起動時)や開始日時、インターバルなどを指定できる。コピーオプションとして設定できるのは、
- セクタ単位ですべてのハードディスク/パーティションをコピーする「HDD RAWコピー」「パーティションRAWコピー」
- 前回からの変更個所だけをコピーする「差分コピー」
- パーティション間の未割り当て領域を削除する「空きブロックの削除」
- 除外するファイルを指定する「除外マスク」
など。コピー先のドライブに応じてパーティションサイズを変更することもでき、大容量ドライブへの換装も簡単に行える。そのほかにも、
- パーティションの作成・削除およびドライブ文字の割り当て
- パーティションのフォーマット、非表示設定
- アクティブパーティションの設定
- 削除したパーティションの復元
- マスターブートレコードの更新
などの操作を行うことが可能だ。対応するハードディスクのインタフェースは、E-IDE/IDE、SCSI、シリアルATA、SAS、USB、IEEE 1394。さらにSSDにも対応する。対応するファイルシステムは、FAT16/32、NTFS、HPFS、Linux Ext2/Ext3/ReiserFS、Linux Swapなど。