使わないウィンドウをとりあえず一時的にしまう(格納)、あるいはタイトルバーだけ残す(シェード)、下に隠れたウィンドウを見るために透明化するなど、通常ではできない操作を実現するユニークなソフト。パソコンの世界では、ディスプレイの大型化と高解像度化が進んでいるが、画面が広くなれば広くなったで、さらに大きいウィンドウをたくさん広げたくなるのが人情というもの(これはいま、WUXGA(1,920×1,200pixel)の画面を使用している筆者の素直な気持ちだ)。複数のアプリケーションの操作中に別のウィンドウを広げたいとき、パッと邪魔なものを整理できる恩恵は大きい。なかでも「シェード」は、昔(たしかMac OS 8以前)のMacに搭載されたとき「便利だなぁ」と思っていたのだが、Windowsでも使えるのはやはりうれしい。
また「格納」では、タスクバー上(タスクボタン)へしまう(最小化)のではなく「windOWder」のメニューへ格納される。これにも思わぬ恩恵がある。
(坂下 凡平)