光沢感のあるボタンやアクア風のボタンなど、リアルな質感の立体ボタン画像を作成できるグラフィックソフト。「ButtonMaker」は、ホームページなどで使えるボタン、バナー、アイコンをデザインするためのグラフィックソフト。作成できるのは、円形または角丸四角形の画像で、ボタンの上にテキストを配置することもできる。特徴は、ボタンの形状やサイズ、立体感、光沢感などを詳細に設定できること。作成した画像は、48×48/32×32/16×16サイズの透過チャネル付き32bit ICO形式ファイルまたは任意サイズのPNG形式ファイルに出力・保存することが可能だ。
メイン画面は、画像のプレビューエリアと多数のスライドバーからなる構成。スライドバーは「色指定」「パーツ(ボタン形状の設定)「テキスト(文字に関する設定)」など、デザインを設定するためのものが数多く並ぶ。「プレビューで確認しながらスライドバーを操作して、形状や色合いなどを調整してゆく」というのが「ButtonMaker」の基本的な使い方だ。
ボタンのサイズ(縦横比)は、160×160(正方)から320×56(横長)の範囲で指定することが可能。角丸の強さも、スライドバーで連続的に変えられる。立体感は「凸1(中央部分の高さ)」「凸2(周辺付近の高さ)」を操作することで表現できるようになっている。
ボタンの色では「物体色」「反射光」「アクア1」「アクア2」「文字色」の各項目を設定できる。「アクア」は、一般に“アクア風”などと呼ばれる透明な色合いのこと。ボタンの上部と下部に「アクア」を設定することで、透き通ったような効果を出せる。「アクア1」「アクア2」ともに、色のほか、
- 強度(効果トータルの強さ)
- 半径(効果を入れる範囲(広さ))
- 位置(効果を入れる位置を上下へ移動させる)
- 境界(はっきり〜あいまいを設定)
- コントラスト(強く〜弱くを設定)
といった項目を詳細に設定できる。ボタン上に表示させる文字列には「文字の(彫りの)深さ」「文字(周囲の)凹(具合)」を設定することが可能。文字列は複数行にできる。位置合わせ(左/右/中央)や行間も設定できる。
そのほかにも「(ライティングの)反射強度」「反射の拡がり」「物体色の濃さ」「全体陰影」「文字フォーカス」「輪郭」といった項目を調節することで、立体感やツヤ、素材感などを変えられるようになっている。
作成したデザイン設定は、保存しておくことが可能。文字(テキスト)以外の設定が丸ごと保存され、あとから読み込んで再利用できる。