ゲームを通じて判断力や記憶力、観察力などを養える知育ソフト。「KidsChannels for Win」は、ゲームを通じて子どもの能力を自然に育ててゆける教育ソフト。さまざまなタイプのゲームが収録され、いずれもクリックやドラッグといったマウスの基本的な操作だけで楽しめるようになっている。一つひとつのゲームは短時間で終了するが、似たような問題を繰り返しながら、徐々に難易度が増してゆくように構成されている(途中で終了することも可能)。
収録されているゲームは、パズル、絵合わせ、神経衰弱、お絵描き、パターン認識、音感など、計16種類。パズルでは、シルエットになっている図と同じものを選ぶ4種類のゲームを楽しめる。三角形や四角形などの幾何学的図形を選ぶものや、鉛筆、花、フルーツなどのより具体的で複雑な絵柄を選ぶものがある。幾何学図形の場合は、反転している角度の違うものを選ぶパターンもある。また、二つのシルエットが少し重なっているところへぴったり当てはまる絵を選ぶもの、角度やカーブが微妙に違う図形を選ぶものなど、さまざまなバリエーションが用意されている。
絵合わせのゲームは4種類。欠けている絵に当てはまるピースを選ぶものや、四分割されたピースを正しく並べてひとつの絵を作るもの、三分割された絵の中央にぴったり当てはまるものを、微妙に異なる絵柄の中から選ぶもの、さらにはジグソーパズルがある。
神経衰弱は、同じ絵柄や音を選ぶゲーム。八つの中から同じ絵柄になる組み合わせを選ぶものと、同じ音が出る組み合わせを選ぶものの2種類がある。
お絵描きは、白紙のキャンバス上をドラッグし、マウスの動きに沿ってカラフルな円を描くもの。ブラシのバリエーションとして、円がだんだん大きくなってゆくものや塗りつぶされた円を描くもの、1ヵ所でボタンをプレスしていると、円がだんだん大きくなったり、らせん状に回りながら大きくなったりするものなどを選べる。
パターン認識では、規則性を持って並んでいる絵の中で、抜けている個所に当てはまる絵を選ぶ。幾何学図形や形の違う葉っぱなどからはじまり、男の子と女の子を見分けるもの、文字や図形の大きさと色の組み合わせを見分けるもの、同じ人物の表情の違いを見分けるものなど、徐々に難しくなってゆく。
音感は、鳴った音がどの音階かを当てるゲーム。まず、パソコンで鳴った音を聞いて、木琴風に描かれた音階(ドレミファソラシドの8音)をクリックして同じ音を鳴らすことができれば成功。1ステップごとに鳴らす音が増えてゆく。
そのほかにも、イチゴをドラッグして赤ちゃんに食べさせるもの、迷路の中で鍵を拾い出口から脱出するもの、画面のクリックでさいころを振って進む双六などのゲームが収録されている。
いずれのゲームでも正解、成功の場合は、子どものサンプリング音声で「せいかい」や「すごいすごい」という声とともに、軽快な音楽が流れ、アニメキャラの子どもがダンスする。スコア表示や制限時間などはなく、正しい答えがわかるまで、じっくりと取り組めるようになっている。