幼なじみ、ツンデレ、魔法少女とともに冒険をしながら、他国からの侵攻を受けている「アスガル王国」を救うために戦うという設定の長編RPG。お色気要素も少しだけ含まれる。旅の途中で偶然立ち寄ったアスガル王国での運命の出会い
「アスガルナイツ」は、ファンタジー世界「ニールベル大陸」を舞台にしたRPG。ニールベル大陸は、地上の北側に存在する大陸で、六つの国家により統治されていた。しかし、北方の「ウルバラ国」で「ウォーディン王子」が王位を継承したことにより、勢力図は大きく変化する。ウルバラは、近隣の「ムエリク領」と「ブリュン領」に対して突如奇襲をかけ、領土を占領。さらに、総力を挙げてウルバラの暴挙を阻止しようと攻め入った「デューク国」も返り討ちにされてしまう。その脅威を知らされた「エルベルヒ国」は、ウルバラに全面降伏。ウォーディンは、戴冠4ヵ月にして4ヵ国の武力制圧を果たす。
残されたアスガル王国は、ウルバラの侵略に対して徹底抗戦する構えで、国境にある砦「グラストン」に「フェイア将軍」率いる精鋭部隊を配置させる。ウルバラの先遣隊を追い払い、第二波に備えるために体制を整えようとするフェイア将軍の前に、突如ウォーディン王が姿を現す。かつて魔神を倒したといわれる「戦闘神オーディン」の末裔であるウォーディン王は、圧倒的な武力でアスガル兵を一掃。奇しくも、かつてオーディンの配下だった「戦乙女ヴァルキリー」の末裔・フェイアと剣を交える。フェイアとの戦いに勝ったウォーディンは、グラストンを拠点としてアスガル王国への進軍を本格的に開始。アスガル領の主要都市は次々と制圧され、残るは首都のアスガルのみとなってしまう。武力によるウルバラのニールベル大陸統一が、すぐ目の前まで迫っていた。
そうしたなか、修行のために世界中を旅していた主人公の青年が、アスガル城下を訪れる。そこで魔物に襲われていた少年たちを助けた主人公は、幼なじみの少女「ティベル」に再会する。アスガル王国の士官であるティベルに誘われてアスガル城を訪れた主人公は、女王「ヘイス」と出会い、ヘイスからアスガルの危機を知らされる。アスガルは、北方からのウルバラの進軍に加え、南方からは魔物による侵攻の脅威にも晒されていた。ヘイスから魔物の撃退を頼まれた主人公は、歩兵隊の隊員である拳士・ティベル、騎兵隊の隊長を務める剣士「エルド」、魔術隊の隊員である法師「シュクル」とともに、魔物が出没するというスヴァルト洞窟へと向かう。
戦闘で勝利するカギは、魔道書で覚えるスキルと属性
戦闘は、最大4人のパーティによるサイドビュー形式。移動マップではランダムエンカウントが、また一部のダンジョンではシンボルエンカウント方式が採用されている。戦闘中のコマンドは「アタック」「スキル」「ガード」「アイテム」の4種類。アタックは物理攻撃、スキルは技攻撃となっている。
スキルには攻撃系や回復系などがあり、さまざまな場所で入手できる「魔道書」を使用することで習得できる。なかには、主人公のみが使用できる「主人公専用魔道書」もある。魔道書は一度使うとなくなってしまうので、どのキャラクタにスキルを覚えさせるかは、よく考えた方がよい。
スキルは、基本的にMPを使用することで発動できるが、なかには一度覚えるだけで常時効果が現れる「パッシブスキル」といったものも存在する。パッシブスキルは、覚えるだけで属性に対する耐性が強化されたり、攻撃力に補正がついたりする。
そのほか、「属性」という概念もある。基本的な属性は「技」「力」「魔」の3種類。「魔術師タイプには技属性の攻撃が弱い」というように、それぞれ相性がある。敵の弱点と耐性は「アナライズスキル」を使用することでわかるので、相手の弱点を把握して戦闘を有利に進めよう。