「GOLF SCORE CHECK 2」はその名の通り、ゴルフのスコアを管理・確認するためのデータベースソフト。コース名やスコアなどの一覧から各ラウンドの詳細なスコアカードを呼び出せるほか、日付やコース名などを条件に検索を行い、マッチしたスコアだけを抽出することも可能。スコアが一定以上/以下のもの、同伴者の名前、天候、風、使用クラブといった条件でも検索を行える。さらに、スコア分析結果や目標となるスコア、パット数に対する実績などをグラフ表示したり、コースごとのベスト/ワースト/平均スコア、年間の成績や同伴者の成績を表示したりといったことも可能だ。

スコアを記録するには、あらかじめゴルフコースと同伴者のデータを登録する。コースデータは、アウト/インのハーフごとに各ホールのヤード数とパー、ティーの位置（FRONT/REG/BACK）、芝の種別（高麗/ベント）などを登録することが可能。プレイ料金やコースレート、住所、電話番号、メモなどの基本データやコース画像も登録できる。

コースデータは、日本国内の主要なゴルフ場のものが同梱され、インポートするだけで登録することが可能。作者のホームページの「コース情報共有 掲示板」から各地のコースデータを入手して追加することもできる。

コースデータと同伴者のデータが揃ったら、スコアを記録するコース名とラウンド数、アウト/インなど指定する。コースを指定すると、各ホールのヤード数やパーがセットされ、あとは実際のスコアやパット数を入力すれば、トータルのスコアが自動計算される仕組み。そのほかにも、天候や風の記録、フェアウェイキープの記録やOB数の入力、プレイ料金やコースレート、ラウンド中の画像、使用クラブなどのデータも登録しておける。

オプション設定により、

• 一覧表示する項目や表示色のカスタマイズ
• スコアカードの表示カスタマイズ
• ドロップダウンリスト項目のカスタマイズ
• 各種グラフの表示色のカスタマイズ

スコアを入力して単純集計するだけなら、表計算ソフトでなんとかなりそうにも思えるが、「GOLF SCORE CHECK 2」の場合はコースを選択するだけで各ホールのヤード数やパーなどのデータをセットしてくれる点と、そのコースデータそのものを簡単にインポートできる点が大きなメリットといえる。

また、過去のスコアを簡単に抽出して詳細にチェックできるのは、プレイ回数の多い人ほどその便利さを実感できるし、スコアとパットの相関関係をグラフでチェックしたり、パーセーブやボギーセーブ率をロングホールやショートホール別にチェックしたりできるところなど、ゴルファー諸氏にとってはなかなか興味深いデータを提供してくれるのではないだろうか。

門外漢からの野次馬的意見としては、コースガイドでホールごとの特徴をそれぞれメモできるとよさそうな気もするが、そのあたりはコースの基本情報と毎回の記録にメモしておけばよいということかもしれない。細かい点はともかくとして、ゴルフの楽しみ方をさらに広げてくれることは間違いなさそうだ。

ユーザにお勧めする使い方
次に行くコースのホールごとの成績を、ラウンド前日などに見てみるとよいかもしれません。大叩きしたホールや得意としているホールは、それなりに記憶に残っていると思うのですが、いつもそこそこな感じのホールは、毎回いくつで上がっているか、あまり記憶にないかと思います。このソフトでは、自分ではなかなか気づきにくい面を、数字として客観的に見られるので、実は苦手としていたホールなどを発見できるかもしれません。

今後のバージョンアップ予定
機能的に追加したいものはいくつかあるのですが、時間的な余裕もなく、なかなか進められない状況です。ただ、ユーザのみなさまからの要望事項などには少しずつ対応したいと考えております。