簡単な操作で使える“お手軽な”ファイル復元ソフト。強力な検索機能で目的のファイルをすばやく探し出し、復元できる。「MediaRescue」は、コンパクトフラッシュやSDメモリカード、ハードディスクなどをスキャンし、破損したり、誤って削除したりして読み出せなくなった画像/音声ファイルやPDFなどの文書ファイル、メールなどを復元できるソフト。スキャンと復元を2ステップで行うことが可能で、はじめてでも戸惑うことなく操作できる。新バージョン「R4」では、新たに搭載された「ファインダー」「ブラウザ」によって検索機能が強化され、膨大に検出されたファイルから目的のものをすばやく探し出せるようになった。スキャン速度も向上した。
ファイルの復元は、
- ドライブのスキャン
- 検出結果から復元したいファイルの選択
の2ステップで行える。対応するメディアは、コンパクトフラッシュ(マイクロドライブを含む)、SD/SDHCメモリカード、メモリースティック、xDピクチャーカード、スマートメディアといったメモリカードのほか、USBフラッシュメモリ、ハードディスクなど。(基本的に)パソコンで認識可能なドライブを処理対象にできる。Windowsで認識されているドライブのほか、「MediaRescue.R4」が物理ドライブとして認識できるものを処理することも可能。Windowsで認識されなくなってしまったメモリカードなどからでも、ファイルを復元できる。さらに、リードエラーなどで一部セクタが読み出せないメディアでも、あらかじめイメージファイルを作成しておくことで、復元できるようになる。
新バージョンで追加された「ファインダー」「ブラウザ」は、膨大なスキャン結果から目的のファイルを効率的に検索できる機能。「ファインダー」では、スキャン結果をファイルの「種類」「日付」「時間」「サイズ」「名前」で絞り込み、一覧表示で確認することが可能。例えばファイルの種類で絞り込む場合は、動画/画像/音楽などのカテゴリーごとに細かい条件を設定することが可能で、「JPG写真のみ」「Camera RAWのみ」「MP4/3GPビデオ」「圧縮ファイル」「ビジネス書類」などで検索できるようになっている。
「ブラウザ」では、エクスプローラ風のツリービューを用いて、ファイルを検索・復元することが可能。従来の同種ソフトでは、フォルダ構造までは復元できないことが多かったが、「MediaRescue.R4」ではフォルダツリーを復元することも可能。「特定のフォルダ以下のファイルすべてを回復する」こともできる。
スキャンの結果、音楽ファイルに含まれるタグ情報や動画ファイルのメタ情報なども検出される。仮にスキャン結果から正常なファイル名が検出されなかった場合でも、タグ情報やメタ情報からファイル名を抽出してリネームすることが可能だ。
対応するファイル形式は、画像ではJPEG/PNG/BMP/TIFFなど。デジタル一眼レフカメラなどで使われるRAW形式にも対応する。動画はMP4/M4V/WMV/ASF/AVI/MPEG/M2V/MPEG/VOBなど、また音楽ではMP3/WMA/AAC/AC3などの形式に対応する。OfficeファイルやPDFなどのビジネス文書、Adobe Photoshop/Adobe Illustrator(PSD/AI)などのファイルを復元することも可能だ。